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調布・仙川の魚屋が3周年 新市場オープン記念して感謝祭も

「伊藤食品」 自信の逸品 自家製漬け魚

「伊藤食品」 自信の逸品 自家製漬け魚

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 調布市仙川駅近くの自家製漬け魚・干物・刺し身専門店「伊藤食品」(調布市仙川町1)で現在、開業3周年と豊洲新市場オープンを記念した感謝祭が開催されている。

「伊藤食品」店主の伊藤雄次郎さん(右)、母の和子さん(中)、店長の伊藤博晃さん(左)

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 1955(昭和30)年に京王線下高井戸駅近くで創業し、2015年に同地に移転リニューアルした同店。納得いく高品質の商品のみを客に提供したいと、店主の伊藤雄次郎さん自ら毎朝築地市場に出向き、一品ずつ目で確認して仕入れている。30年以上となる仲卸との取引で信頼関係を築き、クロマグロよりもコクがあると評判だったが最近はあまり捕れなくなっているミナミマグロや、丁寧に選別・製造され競り場に出ることはまれな高級しらす、メーカーが少量だけこだわって作った干物など、スーパーなどの量販店では扱いにくい、目利きの個人店ならではの品をそろえる。

 同店主力の自家製漬け魚は、創業以来の秘伝レシピを客の好みの変化に合わせて改良し、厳選して仕入れた魚の脂分によっても漬け方を調整。「さわら味噌(みそ)漬け」「鮭粕(かす)漬け」(以上480円)、3種類の漬け魚が入った「味くらべセット」(1,100円)などを用意する。干物は「特選真アジ」(2枚入り=598円)、「さんま開き」(280円)、宮城県のブランド鯖「金華さば」(750円)などの定番のほか旬のものを用意。刺し身はその日仕入れた新鮮な魚のみを時価で提供し、品ぞろえは一部をツイッターで紹介。客の要望によって刺し盛りの相談にも応じている(価格は全て税別)。

 10月11日には豊洲新市場がオープンすることから、リニューアルオープン3周年の10月10日~13日を感謝祭として全品一割引で提供。前半は閉場する築地市場最後の取引商品、後半は豊洲新市場最初の取引商品が店頭に並ぶ予定。

 店長で息子の伊藤博晃さんは「おいしいものをご用意していると自負しているので、多くのお客さまに食べていただきたい。鮮度の見分け方など魚に関する質問も気軽にしていただければ」と話す。

 営業時間は10時~18時30分。日曜、第1・3月曜定休。

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