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調布銀座の老舗中華「台北飯店」が至近移転 閉店相次ぐ商店街で営業続ける

「きくや洋品店」跡地に移転オープンした「台北飯店」

「きくや洋品店」跡地に移転オープンした「台北飯店」

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 調布駅近く、「調布銀座」の老舗中華料理店「台北飯店(タイペイハンテン)」(調布市小島町1、TEL 042-486-9986)が9月22日、斜め向かいの「きくや洋品店」跡に移転オープンした。

人気のアジアンメニュー「牛スジカレーチャーハン」(左)と「シンガポールチキンライス」(ともに塩スープ付)

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 調布銀座は、65年前に8店舗でスタートした調布で最も古い商店街の一つで、当時の調布駅が正面にあったため「調布銀座」と名付けられたが、現在、商業施設建設へ向けた再開発による立ち退き、閉店が相次いでいる。

 同店は、先代が新宿で開業した「台北飯店」を継いだ店主・境屋敏克さんが、32年前、この調布銀座に開店。長年、商店街の老舗中華料理店として、地元住民や近隣で働く会社員などに親しまれている。

 境屋さんは「店を畳む仲間が相次ぎ、通りはすっかり寂しくなった」と、シャッターが下りたままの辺りを見渡す。同じ商店街の斜め向かいへの移転については、「移転先を探していた時期に向かいがちょうど空いた。開発が猛スピードで進む調布だが、なじみ深い『調布銀座』には愛着があるから」と話す。店舗面積は13.5坪で、テーブルとカウンターを合わせ、25席を用意。「以前の店舗に比べ少し手狭になったがちょうどいい」とも。

 メニューは以前と変わらず、ランチは、定番の「チャーハンと半ラーメン」「ラーメンと小餃子(ギョーザ)」「焼そばとスープ餃子」、「野菜炒め」「肉ニラ炒め」(以上、ライス・スープ付き)などのほか、日替わりメニューや人気のアジアンメニュー「牛スジカレーチャーハンと塩スープ」、「シンガポールチキンライスと塩スープ」(以上840円)などを提供する。

 境屋さんは「シニア世代を中心に長年通ってくれる常連さんがいるので、またこの商店街に開店した。新しいビルの工事期間中は、関係者のランチ需要を期待している。うまいものしか作らないから、ぜひ食べに来てほしい」と話す。

 営業時間は11時30分~14時、17時~翌2時。

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