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調布・仙川の生花店で焼き芋好評 地域の声で復活、連日通う客も

フラワーショップ「かのか」の焼き芋

フラワーショップ「かのか」の焼き芋

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 冬の風物詩の一つである焼き芋が現在、調布市仙川駅近くのフラワーショップ「かのか」(調布市仙川町3、TEL 03-5313-7532)で販売され、好評を得ている。

フラワーショップ「かのか」店主の阿部美菜子さん

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 大手フラワーショップで勤務した後、出産・育児を機に、同地で両親が経営していた青果店の一角でフラワーショップを開業した阿部美菜子さん。約50年続いた青果店ののれんを降ろした後、2017年にフラワーショップとしてリニューアルオープンした。近隣の住人が日常的に利用するほか、学校や店などのフラワーアレンジも長年請け負いながら、地域に密着した店として19年目を迎えた。

 青果店で年間を通して販売していた焼き芋は、廃業に伴い休止していたが、長年付き合いのある客からの強い要望で復活させることを決意。保管してあった30年物の焼き芋器を使い、昨シーズンから焼き芋がおいしくなるこの季節にのみ販売している。野菜もスペースが許す限り販売を開始した。

 サツマイモは自ら市場に出向き、さまざまな品種、農家のサツマイモを少量ずつ仕入れて味を確かめ、その時々に一番おいしいと思うものを販売する。現在は、最近人気のねっとり系と呼ばれる「千葉産紅はるか」を用意。焼いているうちに中から蜜が染み出し、冷めた後も時間がたつにつれて、しっとりと甘さが増すと阿部さんは言う。

 サイズは、Mサイズ(150円)と2Lサイズ(300円)の2種類。2Lサイズは焼くのに2時間程度かかり、毎日昼くらいに焼き上がる。連日のように通う顔なじみも多く、夕方には完売する日もあるという(価格は時価)。

 阿部さんは「焼いた翌日の焼き芋は、芋ようかんのように甘いので試してみてほしい。お子さんのおやつや離乳食、ポタージュなどにもご利用いただければ」と話す。

 営業時間は10時~19時。日曜・祝日定休。

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