禁煙飲食店である「調布市受動喫煙ゼロの店」を紹介するガイドブックを3月28日、調布市が発行した。
同市は、受動喫煙による健康への悪影響から市民を守り、次代を担う子どもたちをはじめ誰もが健康に暮らせるまち調布の実現に寄与することを目的として、3月26日に「調布市受動喫煙防止条例」を公布した。
条例は、多数の人が往来し、特に受動喫煙の防止を図る必要があると認める駅前広場及びその周辺の路上を、加熱式たばこも含め、「調布市路上等喫煙禁止区域」に指定し、喫煙の中止命令に従わなかった場合は、2,000円の過料を科する。さらに、子どもに受動喫煙を生じさせないよう、市内に所在する学校(大学、短期大学等を除く)や児童福祉施設などの敷地に隣接する路上における喫煙を禁止する。施行は今年7月1日。
同ガイドブックは、ラグビーワールドカップ2019日本大会及び東京2020大会に向けて、店舗屋内禁煙や敷地内禁煙による受動喫煙防止対策を実施している飲食店を「調布市受動喫煙ゼロの店」として登録した店舗30店を紹介付きで掲載するほか、トリエ京王調布と調布パルコ内の店舗も掲載。外国人訪日客の増加を見据え、英語版のページも盛り込んでいる。
発行に合わせ、ホームページも開設し、受動喫煙がなく安心して食事ができる市内の飲食店を幅広く紹介していきたいという同市福祉健康部健康推進課の松壽さんは「登録店では、屋内の喫煙室の設置がないことが特徴。禁煙店をお探しの際にぜひ活用してほしい」と話す。
ガイドブック配布場所は、同市健康推進課(文化会館たづくり西館 保健センター4階)。