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調布・仙川のギャラリーで「松岡亮展」 ミシンで描く刺しゅう画、素手で描く絵画

「ウォールアートフェスティバルふくしまin猪苗代」(2018)で壁画を製作する松岡亮さん

「ウォールアートフェスティバルふくしまin猪苗代」(2018)で壁画を製作する松岡亮さん

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 ミシンや素手で絵を描く画家の展覧会「松岡亮展 刺繍(しゅう)と描き」が4月12日から、調布市仙川駅近くのアートギャラリー「ツォモリリ文庫」(調布市仙川町1、TEL 03-6338-1469)で開催される。

ツォモリリ文庫「松岡亮展 刺繍と描き」のポスター

 同ギャラリーは、2009年からインドや福島の学校を支援しているNPO法人ウォールアートプロジェクトの初めての拠点として2018年にオープン。学校の壁をキャンバスに壁画を描く芸術祭「ウォールアートフェスティバル」の開催準備の拠点とする一方、インドの先住民ワルリ民族の絵画展、石や木など地球を感じさせる素材を使ったアート作品展などを開催し、展覧会ごとに店内の壁面にアートを描いては消す小さな「ウォールアートフェスティバル」イベントを主宰。インドで出合ったパシュミナの織物や手織りの布、藍染めの製品など職人技の手仕事製品の展示販売なども行っている。

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 同展画家の松岡亮さんは、素手や素足、ミシンの直線縫いで、目に見えない、言葉で表せない感情など枠にはまらない事物を描き、ファッションデザイナーのヨウジヤマモトとのコラボレーション、アメリカの詩人ポールオースター詩集表紙画制作、国内外での個展など、幅広い活動で世界的に注目を集めている。2016年にインドの学校で行った「ウォールアートフェスティバル」にアーティストとして参加したことをきっかけに同ギャラリーの主宰と交流を深め、2018年猪苗代の同イベントにも参加。生き方にも枠はなくさまざまな選択肢があることを感じてもらいたいと、既成概念の枠にとどまりがちな高校生と一緒に描くワークショップを行った。

 「洗濯後、散歩に。深呼吸後、単純に。」と題した同展では、刺しゅう作品を中心に、絵画やぬいぐるみ作品を展示するほか、4月13日にはオープニングイベントとして店内の壁にライブペインティングを実施。19日には本年11月に開催予定の「ウォールアートフェスティバルふくしまin猪苗代2019」に参加する画家淺井裕介さんとのトークイベント(要予約)を開催する。

 同ギャラリーディレクターの浜尾和徳さんは「アートはよく分からないもの、遠い存在だと思っている方にも見ていただきたい。枠にはまらない松岡さんの作品を理解しようとするのではなく、シンプルに、見て感じてもらえたら」と話す。

 開催時間は11時~19時。火曜・水曜・木曜定休。4月22日まで。

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