宇宙航空研究開発機構(JAXA)で航空技術を研究する唯一の拠点「調布航空宇宙センター」(調布市深大寺東町7)が4月21日、施設を公開して研究を紹介する一般公開を行う。
第2会場でJAXA職員から「複合材料」について学ぶ親子(昨年の様子)
今年で60回目を迎える「科学技術週間」(今年は4月15日~21日)にちなんで開催される同イベント。最新の航空宇宙技術に触れることができ、子どもから大人まで楽しめると人気が高い。
第1会場の調布航空宇宙センター(調布市深大寺東町7)では、将来の航空機で期待される「境界層吸い込みに関する研究」を初公開する。第2会場の調布航空宇宙センター飛行場分室(三鷹市大沢6)では、災害時にヘリコプターなどの航空機をより有効に活用するためのシステム「災害対応航空技術 “D-NET”」を初公開する。
「おもしろ体験コーナー」では、シミュレーター体験や風速計測体験などができる(両会場、先着順)。「トークショー」ではジェットエンジンや、航空宇宙の仕事と生活について話す(第1会場、中学生以上、入替制、着席150人、立見可)。
広報担当者は「入場時に配布するガイドマップを参考に『子どもと楽しむ』『航空の研究』『宇宙の研究』『巨大設備』など、興味あるテーマを回るとよいだろう。公式サイトの『120%楽しむためのヒント』ページでモデルコースを紹介しているので参考にして」とアドバイス。「同サイトの『みてみて動画』を見てから研究者の話を聞くと2倍楽しめる」とも。
当日は、両会場に隠れているキャラクター・ホシモを探してクイズに答えると記念品がもらえる「ホシモを探そう」を開催。隣接する研究施設「海上技術安全研究所」「電子航法研究所」「交通安全環境研究所」も一般公開し、各施設を回って「4研究所合同スタンプラリー」を集めると記念品が進呈される。
開催時間は10時~16時(入場は15時30分まで)。入場無料。公開施設は都合により中止変更の場合あり。第1会場と第2会場の移動用に連絡バス(無料)が随時循環運行する(最終便は15時30分)。駐車場(原付・自動二輪車を含む)がないためバスなどの公共交通機関での来場推奨。