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西調布の将棋クラブ店主が101歳に 「子どもの居場所づくりが目標」

囲碁の打ち方を教える中村弘さん、101歳になった

囲碁の打ち方を教える中村弘さん、101歳になった

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 西調布駅近くの「将棋倶楽部(クラブ)中むら」(調布市上石原1)の店主・中村弘さんが5月26日、101歳の誕生日を迎えた。

 同市のオープンデータによると、100歳以上の高齢者は市内に100人在住し、最高齢は112歳(2018年11月)。中村さんは2017年、先代から103年続いた「中村履物店」を閉店し、その2カ月後に長年の夢だった将棋クラブを開店した「スーパー高齢者」の一人。99歳で夢をかなえた中村さんは、テレビ取材なども受け地元でも有名になった。同クラブは、6月7日に2周年を迎える。

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 近所に住む主婦が「ベランダで使うサンダルを探していた」と、履物店の名残で外に陳列してあるピンク色のサンダルを手に入ってきた。通り掛かる地元住民は、高齢の中村さんを気に掛けて様子を見に来る。「101歳にもなると、同級生は知る限りいなくなってしまった。最近は、遊びに来てくれるお客が少し減って寂しい日もあるが、変わらず元気に過ごしているよ」と中村さん。

 将棋盤が並んだ店内の一角に囲碁盤も置かれている。中村さんは、囲碁はアマチュア四段の腕前だといい、「実は将棋より囲碁の方が得意でね。今年からは囲碁も打てるようにしたが、近くに碁会所があるから、『囲碁クラブ』だとは大きな声では言えない」と笑って話す。

 中村さんは「将棋の好きな常連の小学生もいるが、まだまだ子ども客は少ない。今の目標は、子どもたちの居場所づくり。将棋でも囲碁でもいい。子どもたちが集まって、安心して時間を過ごせる居場所にしたい」と思いを語る。

 「何かをやっていないと人生はつまらないからね。あと5年できるかな。子どもたちにもっと来てもらえたらうれしいね」とも。しわの刻まれた笑顔に光る優しいまなざしは、未来を担う子どもたちに注がれている。

 営業時間は13時~18時。大人=300円、小人=150円。

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