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調布・空き店舗再活用クラウドファンディング、目標額達成 改装参加者呼び掛けも

空き家を”スナックする”会代表の薩川さん(左)と、同物件のオーナー(右)

空き家を”スナックする”会代表の薩川さん(左)と、同物件のオーナー(右)

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 調布市深大寺の元そば店の空き店舗「いづみや」(調布市深大寺元町2)を再活用するため、地域の空き家活用を目的とする市民団体「空き家を“スナックする”会」が改修費を募ったクラウドファンディングが6月29日、目標金額の180万円に達成した。

「空き家を“スナックする”会」イベントの様子

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 同物件を改装し、地域活動を支援する場所にすることで、地域の活性化や、より過ごしやすい日常づくりを支えていく同プロジェクト。クラウドファンディング「調布深大寺の空き店舗を、地域の新たな魅力に出会える場として再活用したい!」と銘打ち支援を募り、改装資金として、138人から目標金額を上回る200万円以上の支援金が寄せられた。「街の空き家を生かして、地域交流がたくさん生まれることに興味ありますし、頑張ってほしいです!」(原文ママ)との支援者コメントが寄せられるなど、多くの共感が集まった。

 集めた資金では、主に同物件の老朽化により動かなくなってしまった戸や水回りの修繕を行い、希望者が同物件を活用しやすくするための機能を整えていくという。

 同会代表の薩川さんは「ご協力いただいた多くの方々のおかげで目標を達成することができた。この感謝の気持ちを取り組みの推進力に変え、空き家の利活用を通じて地域の新たなチャレンジを支えていきたい。この取り組みでは、知見の共有や仲間集めができる環境づくりを目的に、空き家の活用を進める過程から、どなたでも自由にご参加いただけるスタンスで活動している。今回の改装にかかる清掃や簡単な造作物の制作についても、参加型のワークショップ形式で進めていくので、ぜひこの機会にご参加いただけるとうれしい」と話す。

 改装は、7月下旬から8月末にかけて行われ、9月にはリニューアルオープン予定。

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