演劇ユニット「カスタムプロジェクト」が8月10日から3日間、「第6回公演『陰謀の摩天楼にて』」を調布市せんがわ劇場(調布市仙川町1)で上演する。
劇団ではなく、作品ごとに役者を集めて公演を行う同ユニットは2008(平成20)年に活動を開始。「謎解き」などの参加型イベントが各地でブームになったことから、観劇に興味を持ってもらおうと、2016(平成28)年から毎年、観客参加型の推理劇を企画している。
今作は、立てこもり強盗グループと天才交渉人による交渉劇風作品。役者が事件のあらましを演じる「出題パート」と出題パートで出たヒントを基に観客が推理し、解答用紙に記入・提出する「推理パート」、事件の全貌を役者が演じ解決する「解決パート」の3パートに分け公演し、犯人グループとその根拠を完全解答した観客の発表も行う。前作の完全正答率は5.6%だった。
同ユニットの脚本・演出を担当する東幸希さんは「人質立てこもり事件の息つまるドラマを描いた作品。犯人が誰なのか、ぜひ推理してみてほしい。夏の思い出にどうぞ」と話す。
開演時間は、8月10日・11日=13時30分、18時30分、12日=13時、17時の各日2公演。チケット料金は、前売り=3,500円、当日=4,000円。