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調布パルコがフードロス対策で実証実験 ポンパドウルが二葉学園に食パン提供

調布パルコでポンパドウルから双葉学園へ廃棄予定の食パンの提供が行われた。写真は左からポンパドウル有働さん、二葉学園河合さん、同中谷さん

調布パルコでポンパドウルから双葉学園へ廃棄予定の食パンの提供が行われた。写真は左からポンパドウル有働さん、二葉学園河合さん、同中谷さん

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 「食品ロスの削減の推進に関する法律」が施行され、「食品ロス削減月間」となった10月、調布パルコが食品ロス対策の実証実験を行った。

今回の調布パルコのフードドライブの実証実験で提供された食パン

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 同法律は国や地方公共団体などが果たすべき責任を明らかにするとともに、基本方針の策定や施策の基本となる事項を定めることにより、食品ロスの削減を総合的に推進することを目的としている。

 今回の実証実験では、同店地下1階に入居するパン店「ポンパドウル」が児童養護施設「二葉学園」に、一般的に提供されることが多い缶詰や乾物、食材ではなく食パンを提供。同店では食パンは製造後一定の時間が経過すると回収され、規格外で販売できないパンと合わせて廃棄される。消費期限が製造日の2日後であり、その期限内に消費可能であることの確認、およびアレルギーのある人に提供されることがないように注意を払って実施するとしている。

 同市では賞味期限が1カ月以上で未開封などの条件で市民から年4回、食品を募集し市内施設などに寄付しているが、このような大型店舗から市内施設への提供は初めてという。

 調布パルコで担当の峯岸さんは「今回は食パン13斤を提供した。今後、課題を精査し、提供店舗やアイテムを拡大するとともに、市と協力して提供先も増やしていければ」と話す。

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