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調布・仙川の農園とレストランがトマトソース共同開発 フードロス削減目指し

伊藤農園×Restaurant COZY「贅沢5種類の高糖度ミニトマトで作ったパスタソース」  レストランで同ソースを使ったパスタを数量限定で提供中

伊藤農園×Restaurant COZY「贅沢5種類の高糖度ミニトマトで作ったパスタソース」  レストランで同ソースを使ったパスタを数量限定で提供中

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 調布市仙川の伊藤農園(調布市仙川町1、TEL 080-4200-0852)と「Restaurant COZY(レストランコージー)」(同、TEL 03-3300-6588)が共同開発した「贅沢(ぜいたく)5種類の高糖度ミニトマトで作ったパスタソース」の販売が9月30日、同レストランで始まった。

伊藤農園の伊藤彰一さん(右)とRestaurant COZYの宮坂直紀さん 今はキャベツが旬の伊藤農園にて

 学校給食や近隣スーパーに野菜を納入する傍ら、2017(平成29)年からミニトマト、枝豆、トウモロコシなどの収穫イベントを開催する同農園。ミニトマトは野生に近い形で育てるソバージュ栽培という方法を採用して6種類を露地栽培し、今年もすずなりのミニトマトがなるトンネルが出来上がった。週末を中心に10回程度開催したトマト狩りイベントには、近隣だけでなく遠方からも客が訪れ、延べ300人以上がミニトマト狩りを楽しんだ。

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 農園から徒歩3分に立地する同レストランは、イタリア料理出身のシェフ・宮坂直紀さんがイタリアンに和食の要素を取り入れたオリジナル料理を提供する店として2017年にオープン。店名の由来でもある居心地のよい店を目指し3年目を迎えた。同店オープンに当たり地元の野菜を使いたいと考えていたところ、同農園のイベントを知り、宮坂さんが客として来園。こだわりの育て方を直接聞き、「この人が育てる野菜は間違いない」と、貴重な露地栽培の野菜と人柄にほれ、同農園の野菜を使ったメニューの提供を始めた。

 自然に近い環境で育つミニトマトは手が届かないところに実がなるなど、収穫しきれないものも多く、シーズン終了後は廃棄していたが、昨シーズンのトマト狩りが終了した際、収穫しきれなかったミニトマトを廃棄するのはもったいないと、宮坂さん自ら収穫して引き取りトマトソースにしたところ、その味の濃さとコクの深さを受け、翌シーズンのコラボレーションを決意。フードロスを減らすミニトマトソースを1年越しで商品化した。

 今シーズンは頑丈な支柱や防風・益虫用植物の囲いなどの改良により天候被害も少なく、昨年以上に豊作となり、採取しきれないミニトマトも大量となった。それらを一粒ずつ収穫し、約40キログラムとなったミニトマトを一粒ずつ湯むきして同農園のタマネギとニンニクを加え、水は加えずに、同農園野菜100%の数量限定トマトソース「贅沢5種類の高糖度ミニトマトで作ったパスタソース」(1,480円)が完成した。

 同農園の伊藤彰一さんと宮坂さんは「露地栽培のミニトマトを使ったソースは、一般に市販されているトマトソースと味やコクが全く違う。手間暇かけて出来上がったミニトマトソースを農業や料理関係者の方々にも食べていただきたい」と口をそろえる。

 レストランの営業時間は、11時30分~17時、18時~23時。火曜定休。

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