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調布駅近くに「だし」自販機 焼きあご1匹入り、お茶と間違えないよう注意喚起も

調布駅近くに突如設置された「だし」専用の自動販売機

調布駅近くに突如設置された「だし」専用の自動販売機

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 焼きあごが丸々一匹入った「だし」専用の自動販売機が11月7日、調布駅近く、旧甲州街道沿いのコインパーキングに設置された。

「焼きあご」や「かつお節」が丸々入っているのが見える「だし」ボトル

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 自販機は二反田醤油(広島県江田島、TEL: 0823-57-6575)が設置したもので、2007(平成19)年に地元広島に1台目を設置後、2012(平成24)年には「三井のリパーク」を運営している三井不動産リアルティの協力を得て、現在では同社が運営するコインパーキング内を中心に全国約130カ所に展開している。東京では23台、調布市では今年9月10日につつじヶ丘駅前に1台目が設置され、同自販機で2台目。2018(平成30)年度は全国で約50万本を販売したという。

 もとは地元のうどん店で販売していただしを、店舗の営業時間が短かったため、「いつでも買いたい」という客の要望と話題性を考え、自販機で販売することに踏み切った。お茶と色が似ているため、日本語の読めない外国人が間違えて買ってしまうこともあることから「Do not drink. This is a soup stock(飲まないでください。これはだしです)」と注意も促している。

 同自販機で販売しているのは、「焼きあご入り」(500ミリリットル、700円)と「宗田節入り」(同700円)の2種類。「焼きあご入り」は炭火で焼いたあご(とびうお)が1匹入り、高級魚ならではの上品であっさりした味が楽しめる。「宗田節入り」はかつお節の力強い香りとコクが特徴。7~8倍に薄めて、だしとして使うほか、卵かけごはんやパスタ、煮物などの隠し味としてそのまま使ってもおいしいという。

 設置の際は必ず立ち会うという、同社の二反田専務は「あごも宗田節も一本一本丁寧に手作業で入れている。これからの季節、鍋やおでんなどにも良く合う。いろいろな料理で試してほしい」と話す。

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