調布市は名誉市民の水木しげるさんの命日「ゲゲゲ忌」にちなみ、11月23日から12月1日までさまざまなイベントを開催する。
水木しげるさんゆかりのスポットを巡る「ゲゲゲのスタンプラリー」
調布市に住居を構え、漫画家として活躍した水木さんの功績をたたえ、調布市は命日である11月30日を「ゲゲゲ忌」と命名。水木さんの作品に関連したさまざまなイベントを企画する。
期間中、調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)では、ゲゲゲ忌に合わせて献花台を設置する。シアタス調布(小島町2)では、アニメの歴史と最新作を振り返るトークショーなどのイベント「アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』51周年上映会inシアタス調布」を開催。沢城みゆきさん、野沢雅子さんなど声優陣も登壇を予定する。
水木さんゆかりのスポットを巡る「ゲゲゲのスタンプラリー」は、鬼太郎などが彫刻された水木さんの墓がある「覚證寺」(調布市富士見町1)や「猫娘とねずみ男」でねこ娘が軒下に住んでいたとされる「下石原八幡神社」(富士見町2)、鬼太郎が住んでいたとされる雑木林がある「布多天神社」(調布ヶ丘1)など13カ所にラリーポイントを設置。スタンプ数に応じて、「2020ゲゲゲのカレンダー」や「調布市特別住民票(日替わり)」、「ゲゲゲ忌2019版ポストカード」を贈呈する。
23日には、調布駅前広場でキャラクターグリーティングやゲゲゲ忌限定商品販売、演奏会などを行う「ゲゲゲ横丁」を開催。アニメ「ゲゲゲの鬼太郎(第6期)」にちなんだイベント「ゲゲゲの森」は、23日に布多天神社、24日に同駅前広場で開催する。12月1日には布多天神社で、同アニメ 10月度エンディング主題歌を担当している「まねきケチャ」の特別ステージも用意。そのほか、ゲゲゲ忌限定特別御朱印(布多天神社)やコスプレイベント、議場コンサート、同市立小中学校・保育園の給食を水木キャラクターや水木さんにちなんだ献立メニューを提供するなど、さまざまな企画を用意する。
同市産業振興課の平野さんは「水木作品のファンの方だけでなく、子どもの頃に作品に触れて育った方が懐かしんでくれたり、まだ作品を知らない子どもたちが興味を持つきっかけになってくれるとうれしい」と話す。