調布市にあるシネマコンプレックス「イオンシネマ シアタス調布」の月間観客動員数が、同グループ全91館の中で初めて1位を獲得した。
2017(平成29)年9月にオープンした同館。昨年は話題作の「グレイテスト・ショーマン」で観客動員数3万人を記録し、同グループでも2位を引き離し1位となった。「ボヘミアン・ラプソディ」はロングラン上映の末、動員数6万5千人も達成。これもグループ内で1位を記録している。
今年10月は全国的にも大ヒットを記録した「ジョーカー」が好調だったことに加え、50回以上も見た人が多くいるという、熱狂的なファンに支えられた「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」の動員数が伸び、月間観客動員数で初の1位となった。
11月は「アナと雪の女王2」や毎回満席の時期もあった「映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」が大きく貢献したものの、2位に。それでも通常11月は1年の中でも下位に位置する閑散期であるにもかかわらず、今年は前年同月比30%アップ、今年の1月以降、同館で3番目に多い動員数だと言う。
同館では6月からスタートした新しい会員制度「ワタシアタープラス」も入会者数が1万人を超え、グループ2位を大きく引き離し1位を獲得している。
同館支配人の羽藤さんは「例年であれば、夏興行が終わった後の秋シーズンはそれまでの賑(にぎ)わいがうそだったように落ち着く時期だが、今年は例年以上に上質な作品や、熱いファンの皆さまに支えられた魅力的な作品を多く上映でき、大変賑やかな2カ月間だった。お得に映画を楽しむことができる会員サービス『ワタシアタープラス』ではホームページでの入会受付も始まり、より気軽にサービスをご利用いただけるようになったので、調布市内の皆さまにご入会いただければ」と話す。