岩手直送の魚や日本酒などを看板とした「居酒屋ネマル」(調布市仙川町1、TEL 03-5384-7707)が3月4日、調布市仙川駅近く旧線路沿いにオープンした。
店主の佐々木直人さんは、「居酒屋の神様」と称されることもある経営者が手掛ける居酒屋でのアルバイトをきっかけに飲食業に面白さを感じ、同者が経営する「楽コーポレーション」に就職。15年以上、居酒屋一筋でサービスや調理などの飲食店経営のノウハウを身に付けた。独立を決意した後、物件を吟味する時間を十分に取りたいと退職し、2年以上かけて準備。学生の頃、飲みに来ていたなじみのある仙川の街を選び同店をオープンした。
客が店内の様子を見やすいよう店の前面は窓を多用し、木造のはりなどをそのまま使用してアンティークの引き戸などを取り入れることで、温かみや親しみを感じる店内に仕上げた。店舗面積は約18坪で、1階は客とコミュニケーションしながらサービスするカウンター8席のほか、テーブル4席、2階にテーブル18席、店先に6席の全36席を用意。「ねまる」は岩手の方言で「座る」を意味し、ゆっくり座ってくつろいでもらいたいという思いを込めた。
看板メニューには、佐々木さんの出身である岩手県の漁師から直送してもらう刺し身「ネマルの刺」(3点=1,380円)や、桜島の溶岩プレートを使った「赤ナスのステーキ」(780円)、「若鶏の一夜干し」(680円)などを用意。「肉豆腐」(580円)などの日替り料理なども用意し、野菜料理なども随時増やしていく予定。
日本酒は25種類を用意し、さまざまな銘柄の日本酒を試してもらいたいと、他店では高い価格に設定していることも多い「田酒」なども含め、全てグラス490円で提供。梅干し一粒半をたたくことにこだわった「梅干しサワー」(中=300円)や「生ビール」(490円)、焼酎各種(550円)なども用意する。(価格は全て税別)
佐々木さんは「この街で楽しくお酒を飲みたい方々に来店いただきたい。お客さんと店員がわいわいしながら過ごす店になれば」と話す。
営業時間は18時~翌1時。