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調布で子どものためのオンラインアートコンテスト 資金協力の呼び掛けも

「うずめアート賞」のトップページ

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 桐朋学園芸術短期大学(調布市若葉町1)の演劇専攻科教授ペーター・ゲスナーさんが主宰する「うずめ劇場」で現在、臨時休校が続く子どもたちのためのオンラインアートコンテスト「うずめアート賞」を開催している。

兵庫県小学6年生の作品「エナジー五輪グ」

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 同コンテストは「心までコロナに負けないように」という願いを込めて立ち上げた「コロナ転び八起き」プロジェクトの一環。小学生から大学生までが制作したオリジナル作品なら、内容はどんなものでも受け付ける。例えば、アニメーション・ドラマ・映画・演劇・演芸などの動画作品、絵画・マンガ・オブジェなどの美術作品、小説・童話・短歌・俳句などの文学作品、作詞・作曲・演奏・歌唱・ダンスなどの音楽作品、インタビュー・レポートなどの取材発表など、あらゆるジャンルが可能。

 審査員は演出家のペーターさんのほか、漫画家・小説家・俳優の内田春菊さん、映画監督の平山秀幸さん、歌人・演劇評論家の林あまりさん、作曲・編曲家・ギタリストのGUNNさん、絵本作家のナカオマサトシさん、ダンサー・振付家・演出家のスズキ拓朗さん、写真家の四宮佑次さん、人形遣い・作劇の黒谷都さん、衣装作家の桜井久美さん。

 応募方法はオンラインに限る。主催者は「自分が制作した作品を動画や画像のファイルに仕上げる方法を学んだり、動画投稿サイトへアップロードする作業を身に付けたりすることも勉強になるだろう。不慣れな場合は親子で協力してもいい」と言う。

 ペーターさんはメッセージ動画で「他人の真似ではなくて新しい、クリエーティブなものを作って送ってほしい」と子どもたちに呼び掛けている。保護者へは「子どもが制作に没頭している間、大人は自分の時間が持てて、心に少し余裕が生まれる。そして、子どもが助けを求めたときには、オンライン作業などを手伝ってあげて」とも。

 グランプリ受賞者へ賞金を贈るためのクラウドファンディング「小学生から大学生のためのオンラインアートコンテストを応援してください!」も行っている。支援者からは「こういうときだからこそ、文化人ができる活動だと思いました」「子どもたちが少しでも前向きに過ごせるように、笑顔があふれるように、期待しています」などのメッセージが寄せられている。主催者は「多くの子どもに参加してほしいので、さらなる支援をお願いしたい」と呼び掛けている。

 作品の応募締め切りは5月27日、グランプリとジャンル別優秀賞の結果発表は6月3日の予定。

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