調布市文化会館たづくり12階大会議場(調布市小島町2)で8月8日、発達障がい者支援事業「ぽぽむ」講演会「改めて『発達障がい』とは何かを考える」を開催する。
調布市こころの健康支援センターが主催する同事業。発達障がいの早期発見、早期介入から成人期の支援まで、あらゆるライフステージにわたり臨床経験を持つ発達障がいの専門家で信州大学医学部子どものこころの発達医学教室の本田秀夫教授を講師に迎え、企画する。
本田教授は、精神科医師・医学博士で、特定非営利活動法人ネスト・ジャパン代表理事も務める。1988(昭和63)年に東京大学医学部卒業し、同大付属病院、国立精神・神経センター武蔵病院を経て横浜市総合リハビリテーションセンターで20年にわたり自閉症スペクトラムの臨床と研究に従事。2011(平成23)年、山梨県立こころの発達総合支援センター所長に就任し、2014(平成26)年より信州大学医学部子どものこころの発達医学教室で活動している。主な著書は「自閉症スペクトラム10人に1人が抱える『生きづらさ」の正体』」「子どもから大人への発達精神医学-スペクトラム・ADHD・知的障害の基礎と実践-」「発達障害:生きづらさを抱える少数派の『種族』たち」など多数。
同講演会は新型コロナウィルス感染拡大予防のため、会場での受講の定員が限られていることから会場受講のほか、ネット配信の受講も可能。どちらも申し込みが必要。既に、会場受講には多数の申し込みがあるという。
主催する同センターの和泉怜実さんは「発達障がいという言葉をテレビや書籍、さまざまなところで見掛けるようになったが、人によって持つイメージや印象、理解の仕方が違うことが多い言葉でもあると感じ、視点が温かく経験豊富な本田先生に、発達障がいとは何か改めてお話いただきたく講演をお願いした。ネット配信も含め、多くの方のご参加をお待ちしている」と話す。
会場での開催時間は14時~16時。定員110人。配信期間は8月14日~20日。申し込みは、会場受講は電話またはファクスで8月5日まで、ネット配信はホームページから専用フォームで同7日まで。参加無料。