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調布・つつじが丘のメタルバーがコロナ対策講じ再始動 対策徹底も「まだ満足できない」

店内の換気システムを強化し、1席ごとにダクトの吸気口を配置したカウンター

店内の換気システムを強化し、1席ごとにダクトの吸気口を配置したカウンター

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 新型コロナウィルス感染拡大による自粛要請を受け一時休業していた京王線つつじが丘駅近くの飲食店街「富士見街」にあるメタル・バー「鋼鉄屋」(調布市つつじヶ丘3、TEL 042-444-0873)が現在、感染対策を徹底し営業を再開している。

ドラムのシンバルスタンドを改造したペダル式消毒液ポンプ装置

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 2017(平成29)年、ヘヴィメタルを愛する店主のアキラさんが、40代や50代、隠れファンも気兼ねなく音楽と映像の空間を楽しんでほしいとオープンした同店。建設業に携わるアキラさんが、「鋼鉄」を使い仕上げたメタリックな店内と、デイスプレーやメニュー名にちりばめたディテールへのこだわりなどが、メタルファンの心をつかみ、遠方から訪れる客も多い。自粛前は店内が「密」になるイベントも多く開催してきたが、今年3月、新型コロナウィルス感染拡大を受け、いったん店を休業。本職を生かし、徹底的に「メタル」にこだわった感染防止対策に取り掛かかり、7月から再開した。

 対策では、新たにダクトを配管し、換気システムを強化。4席あるカウンターは透明のアクリル板で1席ずつ3方を仕切り、1席ごとにダクトの吸気口を天井から垂らすように配置した。客に事前予約を呼び掛け、連絡先の把握を徹底。テーブル席は撤去し、同時入店は4人に制限した。入店時に、ドラムのシンバルスタンドを改造したペダル式消毒液ポンプ装置で手指を消毒後、入り口では、ライトアップされたたたらいで靴裏を消毒し、着席前にスタッフが非接触型体温計で、体温を測定する。

 人が共有する可能性があるメニュー表は置かず、各席に掲示するQRコードを各自のスマートフォンで読み込み表示。凝り性だというアキラさんは「まだまだ満足できない。行きつくところまで対策していく」と話し、空間除菌効果が期待できるオゾン発生装置も入手したという。

 コロナ禍でメタル界もほとんどのイベントやライブが中止になったという中、アキラさんは「いつか完全に近い形で再開できる時のために、安全、安心、清潔を徹底して、毎日3時間でも店を開け、店とメタル界やファンのつながりを守っていきたい。誰でも楽しんでもらえる店なので、安心して来店してほしい」と話す。

 営業時間は20時~(現在は23時まで)。日曜定休。営業状況はツイッターで告知している。

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