調布発祥の野外映画イベント「ねぶくろシネマ」が9月20日、トリエ京王調布B館(調布市小島町2)の壁面を使って開催される。上映作品は2010年に公開され、ミニオンが登場する「怪盗グルーの月泥棒」(日本語吹き替え版+日本語字幕)。
アットホームな雰囲気がファンを引きつける「ねぶくろシネマ」過去の様子
同イベントは市民が発足した合同会社パッチワークスが企画・運営。初回の2015(平成27)年に調布で開催したことをきっかけに全国各地で40回以上開催し、延べ2万人以上を集客する人気イベントとなっている。
地元である調布では毎年イベントを開催。当初は多摩川河川敷で開催を行っていたが、2017(平成29)年からトリエ京王調布B館の壁面に投影する形で開催し、同所では今年で3回目。「子どもは声を出してもいい」「大人はそれを許してあげる」というのが鑑賞者と共有するルールで、泣いたり笑ったりと、子どもたちの素直なリアクションがつくり出すアットホームな雰囲気がファンを引きつける。
今年はコロナ禍の開催について協議を進めていたが、調布では例年通り開催が決定。鑑賞については、ソーシャルディスタンスを保った升席エリアに変更。マスクの着用や検温、消毒などの対策も入念に行うという。
同社代表の薩川さんは「行政や企業の方々のご尽力の下、今年も地元調布で開催できることとなった。今回は感染防止対策をしながらの開催で、安全に鑑賞いただくために皆さまのご理解やご協力が必要。調布はコロナ禍の中でも野外映画を楽しめる街であるという前向きなメッセージを、市民の皆さんと発信できる機会となればうれしい」と話す。
上映時間は19時~。雨天・荒天の場合は翌21日に順延。参加は予約席と当日席の2種があるが、予約席はすでに満席。当日席の予約については後日ホームページで告知。