京王線府中駅南口ペデストリアンデッキとけやき並木通りで現在、「府中けやき並木イルミネーション2020」が点灯し、行き交う人たちの目を楽しませている。
五輪カラーの「府中けやき並木ライトアップ」(下)と、府中に縁ある馬の電飾「ウマイルでスマイル!府中☆馬イルミネーションin馬場大門」(上)
今回で16回目の同イベントは、師走の府中の街を彩る風物詩として親しまれている。今年はさらなる周知を図るため、キャッチコピーとロゴマークを作成した。キャッチコピーは「しっとり府中、うっとりイルミ」。ロゴマークのデザインは、市内に所在する明星中学校・高校、明星小学校、明星幼稚園を有する「明星学苑」の設置校・明星大学(日野市程久保2)のデザイン学部生から募集し、内田光世さんの作品に決まった。キャッチコピーとロゴマークはポスターやチラシ、看板などで活用されている。チラシにはクーポンが掲載され期間中、対象店舗に持参すると割引などさまざまなサービスを受けられる。チラシの設置場所は、同市観光情報センターや公共施設など市内各所。
けやき並木通りでは「府中けやき並木ライトアップ」と「ウマイルでスマイル!府中☆馬イルミネーションin馬場大門」を同時開催している。
「府中けやき並木ライトアップ」は、2021年7月24日・25日に東京2020オリンピックの自転車競技ロードが同市で行われることを記念して並木を5色の光彩で照らすイベント。同競技は都立武蔵野の森公園(東京都府中市・調布市・三鷹市)をスタート後、市内をパレードランしながら国指定天然記念物の馬場大門のケヤキ並木を通過し、大國魂(おおくにたま)神社を経て是政(これまさ)橋のリアルスタート地点に向かう。
「ウマイルでスマイル!府中☆馬イルミネーションin馬場大門」では、同市と縁が深い馬をテーマにした電飾が並ぶ。古来より武蔵国は良質の馬を産出し武蔵国府(現・府中)の馬市は江戸時代中期まで続く権威ある存在だった。その名残として現在でも、大國魂神社のくらやみ祭で競馬式(こまくらべ)を行う。イルミネーションには2メートル級の大きな馬が6体並び躍動的な姿で輝く。
担当者は「感染予防に配慮しながら、周囲の人と距離を空けマスクを着用してイルミネーションを楽しんでほしい。接触確認アプリCOCOAの導入に協力を」と呼び掛けている。
点灯時間は16時30分~24時。12月25日まで。