国産素材を中心に素材本来のおいしさを追求した高級食パン専門店「花みつ 国領店」(調布市国領町2、TEL 042-426-9089)が3月1日、調布市国領駅近くにリニューアルオープンした。
高級食パン専門店「花みつ 国領店」店長の山本裕貴さん(右)とサブライムの高木チエコさん(左)
飲食事業や独立支援事業などを手掛け、グループ企業も合わせて約470店舗を経営するサブライム(新宿区)。2016(平成28)年にオープンしたベーカリー「nichinichi(ニチニチ)」(川崎市)は、国産小麦と地場の野菜を使ったさまざまなパンを取りそろえ人気店となり、シェフの川島善行さんは講習会を実施しレシピ本を出版するなど、地域を超えて活躍している。
2021年1月には、川島さん監修の下、国産素材を中心に素材本来のおいしさを追求したレシピの高級食パン専門店「花みつ」ブランドを中央区勝どきでスタート。今回オープンした国領店は2020年7月からベーカリープロデューサーのレシピの食パン専門店として営業していたが、「花みつ」ブランドを拡大すべく、独自のこだわりレシピの高級食パン専門店として再出発した。
パンに使う小麦粉は吸水性が高く柔らかな食感を作り出す北海道産「春よ恋」、米由来の天然酵母を育てる水には霧島の天然水、北海道産の牛乳やバター、淡路島産の藻塩、沖縄県産のほんわか糖など、選び抜いたという国産素材を使う。甘みに店名の由来である蜂蜜を加え、自然の甘みと風味を追求した、ふんわり食感の食パンを完成させた。
メニューは、プレーンの食パン「花みつ」(873円)、オーガニックレーズンを使った「葡萄(ぶどう)」(972円)の2種類を用意。リニューアル前はシャンパンに漬けたレーズンを使っていたが、現在は素材のまま使い、酒不使用で子どもでも安心して食べられるようにした。
同社の高木チエコさんは「以前のレシピより甘みが抑えられていて、国産素材を厳選しているところが大きく違う。地域の皆さまに長く愛される店になったらうれしい。手土産などにも利用していただけたら」と話す。
営業時間は10時30分~19時。