鎮守の森でハンドドリップコーヒーを飲める屋外カフェ「スクナビコナ コーヒー」が5月2日、 調布の布多天神社(調布ヶ丘1)境内にオープンした。
木漏れ日の中で飲めるハンドドリップコーヒー「スクナビコナブレンド」
樹齢500年の神木を中心に、武蔵野の森が残る緑豊かな布多天神社。創建はおよそ1950年前といわれ、経営、酒造、温泉、医薬の神「少名毘古那神(スクナヒコナノカミ)」がご祭神だと伝わっている。同神社は昨年から、「参拝者に優しい憩いの神社」を目指す境内の整備・改修工事を行ってきた。
参拝者の目線で、砂利や段差を取り払い、本殿前や参道をバリアフリーにしたほか、散策や休息可能なスペースを新設。さらに今回、店名を祭神から引用したカフェ「スクナビコナ コーヒー」を境内にオープンした。同神社・禰宜(ねぎ)の野澤晃司さんは「高齢者や子育て世代など多様な参拝者に優しく心地よい、自然と触れ合える癒やしの神社にしたかった」と話す。
カフェでは、「スクナビコナブレンド」「カフェインレスコーヒー」「甘酒」などのほか、和菓子も提供。カフェの売り上げの一部は、神社の植樹に使うという。
野澤さんは「参拝後、森の中で自然を感じながら、ハンドドリップコーヒーを飲んでゆっくり過ごしてほしい。コロナ禍で世の中は疲弊している。密集せずに感染症対策を徹底して、のんびりしていただければ」と話す。
カフェの営業は祭事開催日など。営業日は同カフェのインスタグラムで告知予定。