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調布の製めん会社の「ジャンボギョーザの皮」が好調 人気給食を自宅で再現

手のひら大の「ジャンボギョーザ」の皮で餡を包む様子

手のひら大の「ジャンボギョーザ」の皮で餡を包む様子

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 調布の製めん会社「ラスター食糧」(調布市小島町3、TEL 042-486-7006)が提供する「ジャンボギョーザの皮」が現在、売り上げを伸ばしている。

「ラスター食糧」のジャンボギョーザの皮で作った揚げギョーザ

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 1960(昭和35)年に創業し、昨年60周年を迎えた同社は、防腐剤などは一切使わない製法で、中華めんのほか、ギョーザの皮やワンタンなどを製造。有名ラーメン店など調布を中心に世田谷から八王子までの範囲に顧客を持っているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、ラーメン店からの受注が激減している。

 コロナ禍を乗り越えるため、トリエ京王調布1階通路で行われた「調布サイクルマーケット」への参加や小売り販売(工場内)、通信販売強化など、奮闘する同社。個人客のニーズに応えた商品開発に力を注ぐ中、テレビで「ジャンボギョーザ」を見たことから、直径15センチの皮を試作した。出来が良かったことため、同サークルマーケットで販売したところ、「ずっと大きな皮を探していた」「学校給食で人気のジャンボギョーザが家で作れる」と一躍、売れ筋商品となった。価格は250円(12枚入り)。

 多くの学校給食で人気メニューの「ジャンボギョーザ」は揚げが主流。同社では、タマネギをたっぷりと入れた具材を包み、ゆっくりと10分ほど揚げるレシピを勧めている。購入者の中には、ピザの生地としても楽しめたとの声もあったという。

 同社の新飼さんは「学校給食で人気メニューとは知らず、多くの親御さんが喜んでくださることに驚いた。自粛が続く中、お子さんと一緒に学校給食をご家庭で再現して楽しんでもらえたらうれしい」と話す。

 小売り販売は、土曜=13時~16時とネット販売のみ。

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