近江牛のギョーザを主力メニューとするテークアウトのギョーザ専門店「包王(ぱおう)」(調布市仙川町1、TEL 03-5384-7250)が5月31日、調布市仙川駅近く仙川商店街にオープンした。
創業者が全国各地を食べ歩き、試行錯誤して作り上げたオリジナルギョーザ「牛とんぽう」を主力商品とする同店。日本三大和牛の一つ「近江牛」を使い、スープを練り込んだショウロンポウのようなジューシーさが売りの同商品は、2003(平成15)年からアミューズメント施設「ナンジャタウン」(豊島区)内のフードテーマパーク「ナンジャ餃子(ぎょうざ)スタジアム」に出店している。同施設内での人気投票で1位となり「餃子四天王」の称号を獲得。「モンドセレクション金賞」などテーマパーク外でもさまざまな賞を受賞し、メディアでも多数取り上げられている。
テナントの入れ替わりの激しい同施設で18年間営業を続け、通信販売などにも力を入れる一方、数年前から施設外の直営店の出店を検討。同様の総菜を提供する競合店が少なく、地域に根ざし、「パワーとエネルギーを感じる」(同社)仙川商店街に魅了され、冷凍生ギョーザなどのテークアウト専門店として同店を開いた。
店舗面積は約10坪で、高級食材を使ったギョーザを主力としたテーマパーク外初めての直営店というプレミアム感を持たせるため、同施設内とは異なる高級感と清潔感のある店に仕上げた。
メニューは、調理済みの「牛とんぽう」(4個=648円)、「黒毛和牛の肉盛餃子(ぎょうざ)」(5個=486円)、「鹿児島黒豚の肉盛餃子」(5個=410円)などのほか、各種冷凍生ギョーザ、「牛とんぽう丼」(756円)などの弁当、ギョーザのたこ焼き「餃子ったま」「高級肉焼売(しゅうまい)」などの自社ブランド商品も用意する。
飯田店長は「テーマパーク内とは違い、地域で生活するお客さまが手軽に利用していただけるよう弁当や総菜を用意している。ポイントカードやセールなど、商店街の店ならではのサービスなども企画して、他店とは一線を画すギョーザで地域の皆さまに喜んでいただける店になれれば」と話す。
営業時間は11時~21時。