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調布・せんがわ劇場で「市民参加演劇」参加者募集 エピソード公募で作品化も

調布市せんがわ劇場での公演の様子

調布市せんがわ劇場での公演の様子

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 調布市せんがわ劇場(調布市仙川町1)が現在、10月に予定する「世代を超えて~ドキュメンタリー演劇 あの時を振り返る~」の原作となる60歳以上の体験エピソードを公募している。

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 同企画は、「第7回 調布市せんがわ劇場 市民参加演劇」の一環で実施するもので、市民の体験談を演劇で表現する試み。公募したシニア世代のエピソードを、プロのスタッフと若い世代の市民が演劇化する完全オリジナルのドキュメンタリー演劇公演を目指す。公演は10~15分程度、4つの小作品を上演する。

 募集要件は、「忘れられない思い出」「甘酸っぱい恋」「人生を変えた話」「何とも不思議な体験」などの実話を400~800字で記述。対象は60歳以上。演劇や文筆の経験は不問で、稽古や創造過程に「語り部」として可能な範囲で参加することが条件となる。公募エピソードは選考を行い、4つのエピソードを選出する。

 公募と併せて、公演参加者も募集。対象は40歳以下で、14人程度を応募者の中から書類審査で選出する。稽古は全15回と通しリハーサル1回を予定。講師は、演出家で同劇場演劇スーパーバイザーの小笠原響さん、演出家・劇作家・俳優・同劇場演劇ディレクターの櫻井拓見さん、俳優・ファシリテーターの今井美佐穂さん、演出家・脚本家・演劇ファシリテーターの松田文さん、ダンサー・役者・演出・振付の深堀絵梨さんが務める。

 同劇場担当者は「採用された方は、『語り部』として稽古場で若い世代の取材を受けながら、思い出が演劇となる過程を『一番の良き観客として』見守っていただきたい。場合によっては、皆さんにもちょっと出演してもらうかも」と話す。

 公募の締め切りは6月27日。公演参加者の募集は7月5日から。

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