調布地域情報化推進協議会が10月、調布市内の地域メディアや広告媒体を紹介するチラシを発行した。
協議会に市民参加する堀さん(左)、代表幹事・三木さん(中央)、幹事・峯水さん(右)
2017(平成29)年に発足し、さまざまな団体の代表者や市民を交え、主に市民への情報発信のあり方などについて話し合いを進めてきた同協議会。代表幹事は電気通信大学名誉教授の三木哲也さんが務める。「まちの活性化には市民団体が元気になることが必要で、そのためには市民団体の情報をもっと市民に伝わるようにする必要がある」との考えから、2年前から市内の地域メディアの活用について意見を交わしてきた。昨年は、同市広報課を含め市内地域メディアを集めて意見交換会を開催。その成果として、調布市の新型コロナウイルスワクチンの接種体制などを各メディアで一斉に報じる「調布地域メディア連携プロジェクト」を実現した。
市内の地域メディアをあまり知らない市民や団体が多くいることを踏まえ、今回、紙媒体(A4サイズ4ページ、2000部)を発行。市民団体の情報を無料で掲載しているメディアも多いが、民間メディアでは有料の広告出稿があって初めて市民団体の広報の協力もできる。そのため、まずは市内事業者などに向けて、各メディアの紹介と広告掲載料金などが分かる紙面内容とした。
三木さんは「市民に情報を伝えるために、地域メディアの活用は不可欠。調布には多くの地域メディアがあり、それをまとめて紹介するようなものは今までなかった。このチラシを通じて、地域メディアの認知度が上がり、それによってより多くの市民団体の情報発信にもつながれば」と期待を込める。
チラシは、調布市産業振興課や産業労働支援センター、商工会などで入手できる。