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西調布の和食居酒屋が冬のコロナ対策「一人鍋」 和牛一人焼き肉も

冬のコロナ対策メニュー「一人チゲ鍋(キムチ味)」(980円)、2人でも注文可能

冬のコロナ対策メニュー「一人チゲ鍋(キムチ味)」(980円)、2人でも注文可能

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 都の時短要請が解除され飲食店が集客と感染防止対策に知恵を絞る中、西調布の和食居酒屋「和菜屋よし」(調布市上石原2、TEL 042-444-6544)が11月2日、冬のコロナ対策メニュー「一人鍋」の提供を始めた。

「和菜屋よし」店主の千葉善夫さん、貴子さん夫妻

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 自家製のおぼろ豆腐、旬の野菜や目利きした魚など、季節感のある和食メニューを提供し、オープン以来、地元で愛されてきた同店。酒類を提供できなかった苦しい期間は、「できることを探すしかない」と、酒のつまみではなく、テークアウトや夜の定食に力を入れて乗り切ったという。

 店主の千葉善夫さんは「鍋は毎冬の人気メニューで、それを目当てにやって来る客も多い。そろそろ鍋の季節だなと思ったとき、感染防止の仕切りがテーブルにあり、卓上でガスコンロが使えないことに気がついた。グループで大鍋をつつくわけにもいかない。コロナを心配せずに温かい鍋を何とか提供できないかと考えた末、『一人鍋』を思いついた」と話す。

 一人鍋のメニューは「一人旨出(うまだし)鍋」(塩味)、「一人チゲ鍋」(キムチ味)の2種類(以上980円)。具材をきれいに盛り付けるには時間がかかるため、「まずは2種類のみを提供しながら、様子を見て鍋の種類を増やせれば」と話す。

 一人鍋より先に始めた「霜降り和牛お一人様焼き肉」(1,800円)も、2人連れがそれぞれ注文するなど好調だという。煙の出にくい鉄板を用意し、「ちょっといい肉を焼いて食べるぜいたく」をコンセプトに提供する。「店のメニューはあっさりした和食が中心なので、以前から肉のメニューは増やしたかった。外食控えの反動からか、ちょっとしたぜいたくを楽しむ客が増えた」と話す。

 千葉さんは「コロナ禍以前のような日常に戻すのはまだ早いが、状況を見ながら臨機応変にやっていきたい。コロナを機に、居酒屋スタイルだった店の路線を少し変えていくことも視野に、世の中の流れを見ながら営業していければ」と話す。

 営業時間は11時30分~14時、17時~22時。月曜定休。

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