国内最高峰のパラスポーツ競技大会「2021ジャパンパラ ゴールボール競技大会」が12月11日・12日、郷土の森総合体育館(府中市矢崎町5)で開催される。
ジャパンパラ競技大会は日本パラスポーツ協会と競技団体が共催して開催する大会で、今年はゴールボールの他に陸上競技(香川県)、水泳(神奈川県)、車いすラグビー(千葉県)が行われた。
ゴールボールは視覚障がい者を対象に考えられた球技で、東京2020パラリンピック競技大会では男子チームが初出場し5位入賞、女子チームが銅メダルを獲得した。6人制バレーボールコートと同じ広さのコートで、1チーム3人の選手が鈴の入ったボールを転がすように投げ合う。前半・後半それぞれ12分間、自陣を守りながら相手ゴールにボールを入れて得点を競う。視覚以外の全ての感覚を研ぎ澄まし、1.25キロの重いボールを投げたり全身で受け止めたりすることから「静寂の中の格闘技」とも呼ばれる。
同大会では、パラリンピックにも出場した女子チームの強化指定選手含む10人が出場する。11日に予選3試合(11時・13時・15時)、12日に決勝(13時)を行う。エキシビションとして、男子日本代表候補2チームによる試合を12日11時から行う。
新型コロナウイルス感染症の状況を考慮し原則無観客で開催し(事前公募で招待された府中市民のみ観覧)、全試合をユーチューブで生配信する。
日本ゴールボール協会広報部の増田徹さんは「日々の厳しいトレーニングによって身につけた選手たちの身体能力や、研ぎ澄ました感覚を駆使して行う試合を、配信映像で多くの人に見ていただければ」と呼び掛ける。