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調布・仙川に地酒・地ビールなど扱う酒販店 狛江の老舗が3号店、試飲スペースも

「籠屋仙川店」の日本酒ラインナップの一部 春限定の日本酒が続々入荷中

「籠屋仙川店」の日本酒ラインナップの一部 春限定の日本酒が続々入荷中

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 地酒やクラフトビールを中心とした老舗酒販店「籠屋秋元商店」(狛江市)の3号店「籠屋仙川店」(調布市仙川町1)が2月11日、仙川駅近くにオープンした。

「籠屋仙川店」のクラフトビールラインナップの一部 

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 1902(明治35)年、竹細工の店として狛江で創業し、現在は地酒を中心とした酒販店として営業を続ける籠屋秋元商店。日本酒や焼酎の取り扱いを拡大し、全国各地の蔵元を巡って、それぞれの味、歴史、こだわりなどを確認して「納得した商品」を仕入れ、現在取り扱う商品は1500種類を超える。2017(平成29)年には、創業の地を守り、地域の客により酒を楽しんでほしいと、狛江初のクラフトビール醸造所「籠屋ブルワリー」と、酒と料理の相性を追求するレストラン「籠屋たすく」を併設し、酒の伝統や魅力、各地の文化などを発信し続けている。

 クラフトビール造りを始めた当初から販売店の拡大を検討してきたが、コロナ禍で酒類の需要が減少している今だからこそ、酒の魅力を発信するという酒販店の役割を全うしようと、昨年12月の下高井戸店(世田谷区)オープンに続き3店舗目となる同店を開いた。同社酒販部部長の横山太一さんが「それぞれ思い入れのある酒ばかりなので、とても悩みながら選んだものをコンパクトに詰め込んだ」と話す店内には、自宅で使いやすい4合瓶を中心とした日本酒約150種類、自社商品をはじめとしたクラフトビール、焼酎それぞれ約100種類のほか、ワイン約50種類やリキュール類なども取りそろえ、酒に合うおつまみや調味料なども販売する。

 店内の壁のタイルは本店・下高井戸店と同じデザインで統一する一方、店内奥に設置したビールタップの壁は仙川の街にマッチするよう「高級感のある落ち着いた雰囲気」のタイルにし、仙川店独自のカラーを演出。有料の試飲スペースも併設し、籠屋ブルワリーのクラフトビール「ゴールデンエール」(300ミリリットル=600円)のほか、日本酒や焼酎などは、時季によって異なるラインアップを用意し、感染防止徹底点検済証を取得次第、提供を始める予定。ビールを持ち運べるグラウラー容器も販売し、量り売りにも対応する。

 ビール業界で勤務経験のある戸田ちえみ店長は「県内で消費されてしまって東京でほかでは入手できない希少なクラフトビールなども取りそろえている。それぞれのお酒の味やこだわりを若い方から年配の方まで多くの方々に知っていただけたら」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は13時~21時(土曜・日曜は12時~20時)。月曜・火曜定休。

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