アジサイの花が色付き始めた「府中市郷土の森博物館」(府中市南町6、TEL 042-368-7921)で現在、「あじさいまつり」が開催されている。
同館は約14ヘクタールの敷地で約1万株30品種のアジサイを栽培し、毎年6月中旬から下旬に見頃を迎える。今年は「あじさいの丘」と「アナベルの丘」を拡張し、さらに多くのアジサイが楽しめるようにした。
園内には移築復元された古い建物8棟が点在しており、大正時代の町役場や江戸時代のかやぶき農家などと一緒にアジサイを眺められるのが特徴。あじさいまつり担当の柏直揮さんは「当館ならではの風情ある景色の中で、ゆっくりアジサイを楽しんでいただければ」と話す。期間中、園内の投句箱に俳句を応募すると「やすらぎ亭」に掲示され、優秀作品は同館ホームページなどで掲載される。
初企画として、本館前で鉢植えのアジサイ約100品種を展示する「アジサイ展」を開催。来園者は特徴の違う色とりどりのアジサイを鑑賞できる。本館軒下では、あめ細工職人が技を披露する(土曜・日曜を中心に不定期)。
園内茶室「梅欅庵(ばいきょあん)」では、あじさいまつり限定の「あじさい餅」を添えた抹茶(1服500円)を提供する。「あじさい餅」終了後は通常の呈茶(同400円)を提供。営業は6月の土曜・日曜(11時~11時45分、13時~15時15分)。
6月19日・7月3日は「ふるさと体験館」で、アジサイにちなんだ飾りを作る「あじさい工房」を開く(10時~12時、13時~15時)。参加費は300円~500円。
開館時間は9時~17時(最終入館は16時)。開催中は月曜休館。入館料は、一般=300円、中学生以下=150円、3歳以下無料。7月3日まで。