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府中・東京外大キャンパス内に保育園 多文化共生のコミュニティーに

東京外国語大学キャンパス内に開園した「PAL国際保育園@東京外大」のスタッフのみなさん

東京外国語大学キャンパス内に開園した「PAL国際保育園@東京外大」のスタッフのみなさん

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 府中市の東京外国語大学キャンパス内に9月に開園した「PAL(パル)国際保育園@東京外大」が現在、来春の本格スタートに向けて園児を募集している。運営は、広尾など都内に12園を運営する学校法人正和学園(町田市)。

9月に開催したオープンデイの様子、たくさんの親子が参加

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 同園は「外大に集まる教職員や研究者、留学生の子どものための保育所をつくる」という林佳世子学長の「悲願」が実現したもので、コロナ禍を挟み、3年かけてようやく開園にこぎ着けた。そのため、預かる園児の半数は大学関係者の子どもを想定している。その上で、外大という多文化の環境を生かした子どもの保育事業や幼児や学童向けの教育事業などを行っていくという。

 理事長の齋藤祐善さんは「当園はインターナショナルスクールというよりも多文化共生の場所。英語圏だけでなくフランス語圏、アジア圏など園児の国籍は幅広い。ここは欧米型の英語スクールではなく、多文化をミニチュア化した空間。言葉だけでなく子どもたちは異なる価値観や考えに触れ、自分を表現し合う。カルチャーがぶつかり合って、多文化・多様性が溶け込んでいく。子どもはこうした状況を『社会の当たり前のこと』として受け入れて育っていける」と話す。

 来日する外国人の生活環境にも気を配る。孤独を感じず安心して過ごせるよう、日本語教育や交流会を計画し、気軽に来られて知り合える機会を提供する。大学に関わる外国人と地域社会が共生する、互いに交流できる地域に開かれた「ラーニングコミュニティー」づくりを目指す。

 「帰国する外国人にとって日本とつながりを持ち続けられる思い出の場所に、多文化・多様性が広がっていく場所にしたい。一回でもいいし、長期でも一日だけでもいい。保育や交流を希望する人ならどんな状況でも来られる、誰もが使えるみんなの保育園になれれば」と齋藤さん。

 大学の敷地内という立地から、広いキャンパスも子どもの探究や発見の舞台になる。「単なる託児所ではなく、木々や緑が多いキャンパスで主体的に遊んで学ぶこともできる」とも。9月17日、地域に向けて開いたオープンデー「木育・おもちゃの広場~落ち葉のキーホルダーを作ろう~」には、1日で60人以上の親子、家族が参加したという。

 施設長の杉田三奈さんは「0歳から小学6年生までのみんなの保育園。保育園という名前ではあるが、子どものためだけでなく大人も来ていただける。来年4月までは試行錯誤の日々になるが、見学もできるので多くの方に遊びに来てほしい」と呼びかける。

 次回のオープンデーは10月29日を予定。

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