自家製麺のラーメン店「一番だしラーメン しんせん」(調布市上石原2、TEL 090-1552-1080)が9月28日、西調布駅近くの西調布西口商店会にオープンした。
店主の栗原健人さんは「自分のラーメンが作りたい」と三鷹市にある「元祖スタミナ満点らーめん すず鬼」で1年間修業し、不定期に「ケンチャンラーメン」として間借り営業を行った。独立後、「自分の店を持つなら都心ではなく、郊外で人だかりになるような店を目指したい」と条件に合う物件を西調布に見つけ、同店をオープンした。
店内に併設した製麺室で毎朝打つ自家製麺は、全粒粉をブレンドした加水率低めのストレート細麺。白しょうゆと黒しょうゆを使った2種類の味で提供するスープは、煮干しや、昆布、かつお節、鶏ガラ、背ガラ、丸鶏などを炊き込んだあっさりとした清湯(チンタン)スープに仕上げ、チャーシューは、地中海ポークの肩ロースや国産豚ウデ肉などを低温調理や燻製(くんせい)にする。「自家製麺のおいしさを味わってほしい」と、味の付いた替え玉「和(あ)え玉」も提供。調味油を絡め、煮干し粉、岩のり、チャーシュー、刻みタマネギ、カイワレなどをトッピングし、「よく混ぜてから半分はそのまま食べ、残りをつけ麺のように食べる」ことを勧める。
店舗面積は約21坪で、カウンター8席とテーブル席10席を用意。製麺機を設置した製麺室には小窓を設け、外から見えるように設計した。
メニューは、3種類のチャーシュー、味玉、刻みタマネギ、かいわれ、ノリなどが入った「特製煮干しそば(白・黒)」(1,100円)、「味玉煮干しそば(同)」(980円)、「煮干しそば(同)」(880円)のほか、「和え玉(プレーン)」(250円)を用意。今後はメニューを増やす予定という。
栗原さんは「自分自身が人と接することが好きなので、元気いっぱいにお出迎えし、自分のラーメンを食べてお客さんも元気になってもらえたら」と話す。
営業時間は11時~14時30分、17時30分~20時30分。木曜定休。