炭火焼きのやきとんやもつ煮込みが看板メニューの「もつ焼きぶーちゃん」(調布市菊野台2、TEL 042-444-1950)が3月16日、調布市柴崎駅近くにオープンした。
「もつ焼きぶーちゃん」オーナーの飯島亮介さん(左)と嘉陽秀明さん(右)
飲食業界で約15年間経験を積んだ飯島亮介さんが、初めて自身の店として手がける同店。学生時代のアルバイトで接客業に面白さを感じて飲食業界に就職し、居酒屋を多店舗展開する会社で新業態の立ち上げなどにも携わった。コロナ禍の苦難も経験し、「さまざまな料理を提供するのではなく、看板料理を用意し、常連客が集うような店を持ちたい」と独立を決意。それほど店が多くないもつ焼きを選んで専門店で修業し、「街に地元愛を感じた」という同所で客との距離が近い大衆酒場として店を開いた。
看板メニューはもつの串焼きと煮込みで、鮮度を重視して生のもつを仕入れ、串焼きは店内で一本ずつ串打ちして炭火焼きで提供する。元同僚で、その人柄に魅了されたという和食料理人の嘉陽秀明さんを招いてメニューやレシピを作り上げ、もつカレーなどのオリジナルの料理も用意する。
店舗面積は約14坪で、テーブル16席とカウンター9席を用意。店内はシンプルな和風ながら、お祭り気分のちょうちんを多用してレトロ感のある雰囲気に仕上げ、店名には親近感があり覚えてもらいやすい愛称を選んだ。
メニューは、「ハラミ(横隔膜)」「シロ(大腸)」などのやきとん(160円~)、名物「もつ煮込み」(450円)などのほか、「肉巻きアスパラ」「自家製つくね」(以上280円)などの串焼き、「もつカレー」(780円)などを用意。ドリンクには、「アサヒ樽(たる)生ビール」(580円)、サワー(350円)、ホッピーなどのほか、東京下町の味として人気の通称「キンミヤ焼酎」なども取りそろえる。
飯島さんは「今後、和食メニューなども増やしていきたい。地元の皆さんが集い、居心地のいい居場所として地域に愛される店になれれば」と話す。
営業時間は17時~23時30分。