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調布・仙川に和食店「うくらいま食堂」 手作りのおばんざいやわっぱ弁当提供

「うくらいま食堂」のランチプレートは月替わり

「うくらいま食堂」のランチプレートは月替わり

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 和食を中心とした手作り料理を提供する「うくらいま食堂」(調布市仙川町1)が7月12日、調布市仙川駅近くにオープンした。

「うくらいま食堂」店主の碓井夕梨子さん(右)とスタッフ

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 料理が好きで、夫の転勤に伴い日本各地で生活し料理を学んだ碓井夕梨子さんが、「優しい味の手作り料理」を提供する同店。特に京都でだしの味に感動し、「料亭に頼み込んで調理場で見習いをさせてもらい、料理教室に通って日本料理の多くを学んだ」と言う。東京に定住してから高円寺の間借りカレー店と知り合い、2019年に「濃厚海老出汁(えびだし)贅沢(ぜいたく)海老カリー」を看板メニューとして出店を始めた。

 その後、それまでに学んだおばんざいなどの手作り料理やエビカレーなどを提供するカフェを開業することになったが、直前にコロナ禍が直撃。メニューを変え、おばんざいなどを詰めたテイクアウトもできるわっぱ弁当をメインとする店を2020年にオープンした。「心と体を整える」と名付けた色とりどりの弁当は好評を得て、遠方から来店する常連客などもいたという。同店では昼営業のみだったが、仕事帰りの女性1人でも安心して手作りの料理を食べてもらえるよう、夜営業もできる同店に移転オープンした。

 ディナータイムには、しっかりと食事を取る定食風、お酒を楽しむおつまみ、小食の人でもバランスよく食べられる食事など、さまざまなシーンや客層に対応できるよう、おばんざい、魚料理、肉料理、ご飯物などを取りそろえる。ランチタイムには旧店で人気だったという月替わりのランチプレートを用意し、わっぱ弁当も月1回は提供する日を設ける。旬の食材を中心に、季節や日によってメニューを変え、米は最後の地方生活となった秋田の農家から直送してもらう玄米を店内で精米する。

 店舗面積は約10坪で、テーブル12席とカウンター2席を用意。店名の「うくらいま」は、碓井さんの子どもたちが幼い頃に笑い合いながら言っていた特に意味のない言葉で、「あの頃のような笑いの絶えない幸せあふれる空間にしたい」と店の名前にした。

 料理は、前菜3種盛り(1,000円)、「本日のお造り」(時価)、「黒毛和牛のステーキ100グラム」(2,000円)、創業以来の看板メニュー「海老カレー」(1,400円)、「月替わりのプチケーキ」(400円)などを用意。ドリンクは、ビールや日本酒などのアルコールのほか、「自家製梅酒ソーダ」(600円)なども取りそろえる。

 碓井さんは「家に帰ったようなホッとできる空間となり、優しい手作りの味を楽しんでもらえたら」と話す。

 営業時間は、水曜・木曜・日曜=11時30分~17時、金曜・土曜=11時30分~15時、17時~21時。。月曜・火曜定休。

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