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調布の和菓子カフェが1周年 限定かき氷50種提供、参道の定番店目指す

「甘味an&」の限定かき氷「甘夏ざんまい」 甘夏ゼリーや甘夏シロップでさっぱり

「甘味an&」の限定かき氷「甘夏ざんまい」 甘夏ゼリーや甘夏シロップでさっぱり

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 調布駅近く、布多天神社に続く天神通りにある和菓子カフェ「甘味an&(あんあんど)」(調布市布田1)が7月22日で1周年を迎える。

「甘味an&」店主の安藤香織さん(右) メニュー開発も担当するスタッフと

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 2009(平成21)年に創業した今川焼きの店「あずきや安堂」の姉妹店としてオープンした同店。あずきや安堂は、調布駅前で30年続き惜しまれつつ閉店した店の今川焼きを復活させた店で、連日多くの客が立ち寄る人気店。夏季にはかき氷を提供し、小倉あん、抹茶、フルーツなど手作りのシロップを使ったかき氷は、かき氷専門誌などでも取り上げられ、店舗前の縁台でかき氷を食べる客の姿は同通りの夏の風物詩になっている。

 神社への参拝の帰りに、和菓子で一息つける場、暑い日でもゆっくりとかき氷を楽しめる場も用意したいと2022年、姉妹店として和菓子カフェを開店。はす向かいのあずきや安堂で炊き上げる自家製小倉あんをたっぷりと使うあんみつなど昔ながらの和菓子と、より趣向を凝らしたかき氷を通年提供。「参拝の帰りに立ち寄る定番の店」を目指し、ぼたもちなどテイクアウト商品も用意する。

 同店のかき氷はボリュームも増やし、6種類ほどの定番商品のほか数量限定商品を含め、毎日10種類以上を用意。和菓子系、洋菓子系、フルーツ系、あまじょっぱい系など味にバリエーションを持たせ、食べ進めた時の食感や味の変化などを楽しんでもらえるメニューを店主の安藤香織さんとスタッフで作り上げる。春には「道明寺いちご大福」、夏には「甘夏ざんまい」、秋には「和栗モンブラン」、冬には「オランジェットショコラ」など、季節感を大切にした限定かき氷を年間約50種類提供。一年を通して多くのかき氷ファンが来店する店となった。

 開発途中で販売を見送ったメニューも多いと言い、「創業当初、1年間は商品開発に注力しようと思っていたが、新メニューを提供する度に反響が大きく、想定以上に開発に時間をかけた」と1年を振り返る。1周年を記念して7月22日~27日、2,000円以上の購入客先着30人に記念のオリジナルミニタオルを進呈する。

 安藤さんは「これからも『おいしかった』『良い店だった』と言ってもらえるよう改良を続け、歴史ある布多天神社のように長くこの地でやっていきたい」と話す。

 営業時間は11時~21時(土曜・日曜は19時まで)。月曜定休。

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