中華料理店「宝華（ほうか） 飛田給店」（調布市飛田給2、TEL 090-7422-1117）が7月26日、飛田給駅南口近くにオープンした。

「宝華 飛田給店」店長の小榑優太郎さん

　1971（昭和46）年、小金井市内で創業し、50年以上続く老舗中華料理「宝華」の2号店となる同店。多摩地区が発祥といわれる「油そば」が名物の同店は、先代の小榑務さんが独自に生み出した「宝そば」の味を求めて足を運ぶ根強いファンが多く、今でも行列ができる人気店。

　長男の優太郎さんは高校卒業後、調理師の専門学校を卒業し他店で働きに出たが、務さんが体調を崩したことをきっかけに「宝華」に約8年間勤務。「宝華」の味をもっといろいろ人に広めたいとの思いが募り、2号店を飛田給にオープンした。

　同店の名物「宝そば」のタレは、ラードなどの動物性油を一切使わず、「特製油」と甘みを引き出した「特製しょうゆダレ」に、ショウガ、長ネギを入れた鶏ガラを長時間かけて煮込む「鶏ガラスープ」をブレンド。「タレとのバランスを熟考した」という麺は自家製麺のストレートの中太麺を使い、カイワレ大根をトッピングして、さっぱりと爽やかな味わいに仕上げる。

　店舗面積は約14坪で、カウンター8席とテーブル2席を用意。昔ながらの町中華の雰囲気ある店内は本店をイメージし、赤を基調としたシンプルな内装に仕上げた。

　メニューは、看板の「宝そば」（850円）、「麻婆（マーボー）豆腐麺」（1,000円）、「チャーシューメン」（1,050円）、「レバニラそば」（1,100円）などの麺類のほか、「野菜炒め（ライス・スープ付き）」（1,050円）、「肉ニラ炒め（同）」（1,150円）、納豆が入った「南国チャーハン」「天津丼」（以上950円）、「宝そば半チャーハンセット」（1,050円）、「餃子（ギョーザ）」（6個入り、500円）などを取りそろえ、テイクアウトにも対応する。

　店長の優太郎さんは「一番の目標は、調布の方に『宝華』の名前を知ってもらうこと。近所の方に応援してもらい、地域に根付いた店を目指したい」と意気込む。

　営業時間は、11時30分～15時、17時30分～21時。月曜定休。