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調布銀座に「焼鳥 宮下式」 コロナ禍で修業した店の技に自分流組み合わせる

焼き鳥専門店「焼鳥 宮下式」の手羽先

焼き鳥専門店「焼鳥 宮下式」の手羽先

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 焼き鳥専門店「焼鳥 宮下式」(調布市小島町1、TEL 042-444-1330)が7月28日、調布駅近くの調布銀座商店街にオープンした。

焼き鳥専門店「焼鳥 宮下式」店主の宮下智基さん 和と洋が調和する店内で

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 約20年にわたり、さまざまな業態の飲食業に携わってきた宮下智基さんが新たに手がける焼き鳥専門店。「飲食店をやってみたい」との思いで焼酎バーからスタートし、ホルモン焼きやステーキなど業態を変えて経営を続けながら、料理学校などに通って調理の経験を積んだという。コロナ禍で休業せざるを得なくなった機会をチャンスと捉え、調理が難しいと思っていた焼き鳥の修業を新たに始めた。

 修業先はミシュランガイドで星を獲得している数少ない焼き鳥店の一つで、江戸前すしのように、素材によって切り方、下ごしらえ、味付けを変える技や、串打ち、炭火の扱い方、焼く技などを1年間かけて習得。生まれ育った地元で、「習得した技を使った王道の焼き鳥」を普段使いで食べられる同店を開いた。

 鶏肉は、食べ飽きない味だという鳥取の大山鶏を使い、朝に解体した鮮度の良い鶏肉を届ける精肉店から仕入れ、大きめにカット。「焼くのに時間がかかり難しいがジューシーでおいしい」と宮下さん。備長炭を使って焼き上げ、「熱々で食べてほしい」と一本ずつ焼きたてを提供する。できるだけ地元産を使うという野菜は、それぞれの野菜に合った適切な下処理をしてから炭火で焼き上げる。

 店舗面積は約7坪で、カウンター11席を用意し、店名には「修業先で習得してきたことをベースに、自分流を組み合わせる」という意味を込めた。アンティークをちりばめた店内に、一枚板の白木の提供台を配し、和と洋が調和する宮下さん流の「大人が集う焼き鳥店」に仕上げ、排気性能を高めて煙臭くない「デートでも利用してもらえる店」を目指す。

 コース料理は用意せず、焼き鳥と野菜串の「お任せ7本」(2,178円)、一品おつまみ、単品の焼き鳥や野菜串(1本330円)などを用意し、今後、ご飯物やデザートなども用意する予定。ドリンクは、秋田県産米と「6号酵母」を使った醸造で人気を集めている新政酒造の日本酒(900円~)や、焼酎、ワインなども取りそろえる。

 宮下さんは「調布の焼き鳥と言えば『宮下式』と言ってもらえるような、地域で一番愛される店になれれば」と話す。

 営業時間は、木曜~土曜=17時~22時、日曜=15時~21時。月曜・火曜・水曜定休。

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