ふるさと府中歴史館(府中市宮町3、TEL 042-335-4386)と府中市郷土の森博物館(南町6、TEL 042-368-7921)で現在、縄文時代をテーマにした夏休み企画が行われている。
府中市には多摩川の河岸段丘があり、崖下の湧き水を利用した縄文時代の集落跡が大国魂神社南側や東京競馬場周辺、本宿町の第五小学校周辺などで見つかっている。
ふるさと府中歴史館では、縄文土器を学習しながらオリジナルキーホルダーを作るイベント「ムサシカメ丸君のドキ土器夏休み2023」を開催している。さまざまな形の縄文時代の土器を展示し、市内で出土した土器に触ったり模様を観察したりできる。キーホルダー作りは縄文時代と同じ道具を使って模様を付ける。体験時間は10時~16時(混雑状況による)。入館料・参加費共無料。
府中市郷土の森博物館本館では、縄文時代の暮らしを紹介する特別展「どんなもんだい? 縄文時代」を開催している。多摩地域や東京23区、神奈川県の遺跡で見つかった資料を展示。観覧者は当時の道具や食べ物、装飾品などを見ながら縄文時代の暮らしについて想像したり、土偶や手のひらサイズの土器がどのように使われたか考えたりする。縄文時代の丸木舟や家の大きさを体感できるコーナーもある。
関連イベントとして8月13日・19日、「展示解説&縄文時代のものをさわってみよう!」を行う(13時30分~14時30分)。学芸員の石澤さんは「夏休みの子どもはもちろん、大人も楽しめる内容なので『どんなもんだい? 縄文時代』という問いに、皆さんが自由に答えを探してほしい」と話す。展示見学とイベント参加は無料(施設入場料が必要)。
両施設とも、開館時間は9時~17時(博物館の入場は16時まで)。月曜休館(博物館は8月14日開館)。両企画とも8月27日まで。