府中市郷土の森博物館（府中市南町6、TEL 042-368-7921）プラネタリウムの累計観覧者数が間もなく、250万人を迎える。

展示している「旧投映機のカットモデル」　提供：府中市郷土の森博物館

　同施設は1987（昭和62）年4月、ドーム径23メートルの水平型プラネタリウムとして博物館本館内に設置された。設備は市内の五藤光学研究所（矢崎町4）が製造し、当時「（水平型として）日本最大級の規模」といわれた。2018（平成30）年5月、投影機などの設備をリニューアル。オープン以来の累計観覧数は、1997（平成9）年に100万人、2006（平成18）年に150万人に到達。2014（平成26）年11月2日には「200万人達成記念セレモニー」を行った。同館によると「順調にいけば8月中旬に250万人目の観覧者を迎えられる」という。

　同館では現在、「今夜の星空と『宇宙なんちゃら こてつくん プラネタリウム』」観覧の子どもに「こてつくんのポケットティッシュ」を進呈している（なくなり次第終了）。さらに、「生解説プラネタリウム　さそり座スペシャル！」「今夜の星空と『プラネタリウムでチコちゃんに叱（しか）られる!2 チコとキョエの星空タイムトラベル 謎のラニアケア超銀河団』」も投影中。

　スタッフの鈴木さんは「星や宇宙は自由研究のテーマにもお勧め。プラネタリウムで学んで、分からないことがあれば質問してほしい」と話す。「これまで多くのお客さまに来ていただいたことに感謝しつつ、これからも当館ならではの星空体験を提供していきたい」とも。

　8月26日～9月3日は「プラネタリウム☆夏の生解説まつり」を開催する。特別投影「ベビープラネタリウム」「さそり座スペシャル！」に加え、過去の生解説オリジナル番組から好評だった「キャンプで！宇宙で！？天の川を見よう！」「今夜の星空と宇宙人…！？」「クイズで星空大冒険！」をアンコール投影する。9月4日から10カ月程度、プラネタリウムを含む本館は改修工事のため閉鎖する（園内は利用できる）。

　各番組の投影開始時刻は日によって変わる。9月3日までの休館は月曜（8月14日は開館）。観覧券（土曜・日曜・祝日と8月10日～16日）は専用サイトで事前購入できる。料金は、大人＝600円、中学生以下＝300円、4歳未満無料。博物館入場料が別途必要。