調布駅にある大型商業施設「トリエ京王調布」(調布市布田4)に10月7日、eスポーツ&スクール施設「KEIO eSPORTS LAB. CHOFU」がオープンした。
ものづくりゲーム「マインクラフト」を使いプログラミングの基本的な概念やロジックを学ぶ
京王電鉄(多摩市)は、コロナ禍をきっかけに鉄道事業のあり方を見直し、自社だけではなくスタートアップ企業をはじめとした外部企業との共創により新たな価値を生み出そうとする「KEIO OPEN INNOVATION PROGRAM(京王オープンイノベーションプログラム)」を2022年度に立ち上げ、「TechnoBlood eSports」「ユウクリ」(以上、渋谷区)と共同で、eスポーツ&スクール施設を開いた。
同施設では、小学生向けの「プログラミングスクール」と3歳~小学3年生向けの「キッズタイピング&英単語スクール」を用意。プログラミングは、ものづくりゲーム「マインクラフト」を使いプログラミングの基本的な概念やロジックを学ぶ。「キッズタイピング&英単語」は、子どもの努力と練習量を可視化できる学習管理ツールを使い、未就学から楽しく取り組める「学び」を提供する。
そのほか、施設内に最新のゲーミングPC20台を導入し、PCゲームプレー体験や自主練習、テレワークなど幅広く活用できる「ゲーミング&コワーキングスペース」を用意。最新の映像音響機器や配信環境を備え、ファンイベントやeスポーツ大会、サークルや部活動など、個人・法人を問わず利用できるようにする。ゲーム公式ライセンスグッズなどファン層をターゲットにしたグッズショップも用意。
同社デジタル戦略推進部の田中遼さんは「eスポーツは単なる娯楽としてだけでなく、地域交流や教育、福祉などさまざまな側面を持ち、老若男女問わず参加できる点が魅力。スクールでは、楽しみながら子どもたちが将来必要となるプログラミングの考え方を学べる場になっている。鉄道会社としてeスポーツを通じて沿線の皆さまの日常にプラスアルファの楽しみを提供していきたい」と話す。
営業時間は10時~21時(トリエ京王調布の営業時間に準じる)。