黒毛和牛だけを使ったハンバーガーを提供する「GYUGYU SENGAWA(ぎゅうぎゅうせんがわ)」(調布市仙川町1、TEL 03-3309-2929)が1月12日、調布市仙川駅近くにオープンした。
「GYUGYU SENGAWA」スマッシュスタイルでパティを焼く様子
1980(昭和55)年に三鷹市内で創業した「焼肉ぎゅうぎゅう」の支店として30年以上、仙川で営業を続けてきた「焼肉ぎゅうぎゅう仙川店」が業態を変えオープンした同店。黒毛和牛を手頃な価格で提供する店として営業を続ける中、肉の成形で出る端切れ肉をハンバーガーのパティにすることで、昨年1月、三鷹本店近くに「GYUGYU BURGER」を開いた。子どもから年配客まで幅広い世代が来店し、6月には虎ノ門ヒルズにポップアップ出店して手応えを感じ、「仙川の皆さんにも食べてほしい」と、焼き肉店から業態転換することを決めた。
パティは黒毛和牛のみを使い、つなぎは入れずに塩だけで味付け。粗びき肉を鉄板に押しつぶして焼き上げる「スマッシュスタイル」を採用し、「肉の中心はジューシーに、縁の部分はカリカリに焼き上げ、2つの食感を楽しめる」と店主の柏崎龍進さん。パティに合わせるソースやスパイスは日々改良を重ね、「焼き肉店が作る自家製ソース・スパイス」に仕上げた。
バンズは仙川で長年の付き合いがあり、毎日行列ができるパン店「AOSAN(アオサン)」にオリジナルのものを依頼。パティの味やボリュームとの相性、サイズなど試行錯誤を繰り返して「最良のバンズに仕上げた」と言い、毎朝焼きたてを仕入れる。店は旧店をそのまま利用し、テーブル22席とカウンター5席を用意する。
メニューは、トマトとレタス入りの「GYUGYUバーガー」(シングル=968円)、パティとバンズだけの「ハンバーガー」(660円)、自家製テリヤキソースを使った「テリヤキバーガー」(825円)などを取りそろえる。ジャガイモの品種や製法を研究して作り上げた自家製フライドポテトとドリンクのセットなども用意し、テイクアウトにも対応。今後、限定メニューなども販売する予定。
柏崎さんは「大手ハンバーガーチェーン店がひしめく仙川の街で、『一番のハンバーガー店』と言ってもらえるようにできれば」と話す。
営業時間は、平日=11時30分~15時・17時~20時、土曜・日曜=11時30分~19時。月曜定休(その他にも休業あり)。