府中の春の風物詩「第53回府中市民桜まつり」が3月15日、始まる。桜通りと府中公園通りにちょうちんやぼんぼりを点灯して、花見情緒を盛り上げる。
両通りを中心にした府中駅北側の桜並木では、ソメイヨシノの老朽化により数年前から植え替え作業が行われている。桜の景観を維持しながら歩道や周辺地域の安全を考慮して、ソメイヨシノに似た薄紅色の一重咲きで枝が横に広がりにくいコシノヒガンに順次替えている。
23日・24日は両通りを歩行者天国(11時~16時、雨天中止)にして、歩き花見や民踊流し(23日13時~)、パレード(24日13時~)を楽しめるようにする。民踊流しは事前練習を12日・14日に中央文化センターで行う(18時~19時30分)。
両日、府中公園と寿中央公園などをイベント会場(10時~16時、荒天中止)にして「宝探し大会」「模擬店」「移動天文観測車ペガサス2による昼の天体観測」「ミニSL(有料)」「展示PRコーナー」などを行う。府中公園の特設ステージでは「演芸大会」「爆上戦隊ブンブンジャーショー」を催す。雨天時は催事により会場変更や中止となる。
23日・24日はバス路線の一部変更など会場周辺の交通規制あり。「市民桜まつり」は今月24日まで。
府中観光協会は3月18日~4月3日、寿中央公園のひょうたん池周辺の桜をライトアップする「春を寿ぐ(ことほぐ)夜桜あかり」を開催する。同協会担当者は「ここはソメイヨシノの巨木が残っているので、夜空に浮かび上がるピンクの花を見てほしい。池に映る姿も美しいのでゆっくり静かに楽しんで」と呼びかけている。