深大寺(調布市深大寺元町5)を舞台にした短編恋愛小説公募事業の昨年度の入賞作品集「深大寺恋物語 第十九集」が4月1日、発売された。
2004(平成16)年、深大寺地域の活性化を目指して開催された「じんだいフェスタ」から生まれた同事業。2005(平成17)年に第1回の公募を始め、19回までの応募作品数は6300を超える。同作品集はA5サイズ、56ページ。600円。オンラインショップや深大寺の授与所、真光書店(5月末より)、くまざわ書店調布店で扱う。
小説の公募は今年の第20回で最後となり、現在、作品を受け付けている。最終審査員に直木賞作家の村松友視さんと井上荒野さん、文芸評論家の清原康正さんを迎え、最優秀作品には賞金10万円を贈呈する。
実行委員長の吉井秀治さんは「この公募事業は今回で最後となるので、今までためらっていた方はぜひ応募してほしい。応募に当たっては、執筆前に、今回発行となった第十九集や、村松友視さん、井上荒野さん、角田光代さん、江國香織さん、今村翔吾さんの直木賞作家5人に書き下ろしていただいた記念号の第十五集などをお読みいただければ」と話す。
7月31日締め切り。