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調布で日大芸術学部の助手3人による展覧会「日記のような」

阿部七菜子さんの作品

阿部七菜子さんの作品

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 日本大学芸術学部美術学科で助手を務める阿部七菜子さん、小林紗己さん、すずきしほさんによる展覧会「日記のような」が7月5日、プラザ・ギャラリー(調布市仙川町1、TEL 03-3300-1010)で始まる。

小林紗己さんの作品

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 阿部さんは1998(平成10)年生まれ東京都出身。2020年同大芸術学部美術学科版画コースを卒業し、2022年同大大学院芸術学研究科博士前期課程造形芸術専攻版画分野を修了。現在は同学部美術学科版画専攻の助手を務める。リトグラフとリノカットを中心に制作している。阿部さんは自身の作品について、「心象風景に登場する人物による架空の物語を通じて、日々の生活を改めて見つめ直す」と話す。

 小林さんは1998(平成10)年神奈川県生まれ。2022年同大芸術学部美術学科彫刻コースを卒業し、2024年同大大学院芸術学研究科造形芸術専攻を修了。現在は同学部美術学科彫刻専攻・地域芸術専攻の助手を務める。小林さんは「動植物から引き出した柔らかく滑らかな形の石彫作品を制作している。触れることの心地よさを通じて、彫刻の生命力を共有することを目指す」と話す。

 すずきさんは1995(平成7)年愛知県生まれ。2019(平成31)年同大芸術学部美術学科絵画コースを卒業し、2021年同大大学院芸術学研究科造形芸術専攻を修了。現在は同学部美術学科絵画専攻で助手を務める。すずきさんは「油彩に布のコラージュを合わせた作品を制作している。自分が心地よいと感じた形や線、色彩を抽象的に構成する」と話す。

 展覧会タイトルの「日記のような」について、3人は「日々の出来事から感じたものを拾い集め、作品として残していくことを意味している。忙しい日常の中で見落とされるような、ささやかだが大切なものを共有できる場所にしたい」と話す。

 開催時間は11時~18時。月曜~水曜休館。入場無料。8月3日まで。

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