調布青年会議所は6月26日、調布市役所前広場で「福島応援物産展」を開催する。同会議所は、福島県の食材を使ったメニュー6種類を「C級グルメ」と名付け、集客の目玉にしている。C級グルメの「C」は、「Chofu(調布)」「Charity(慈善)」「Cheer(応援)」の頭文字。
福島の特産品「あんぽ柿」などを使った「サーターアンダギー」(関連画像)
提供する料理は、けんちん汁のだしをベースに、福島県川俣町の地鶏「川俣シャモ」と二本松市の野菜を使った「川俣シャモ汁」、福島県の特産品である「あんぽ柿」の実を入れた沖縄県の揚げ菓子「サーターアンダーギー」のほか、エゴマのおにぎり、シャモの空揚げ、焼きそば、スープカレー、チヂミ。いずれも主に福島県産の食材を使い、販売で得た収益は復興支援に充てられる。
食材に使われる「川俣シャモ」は、川俣町の一部が「計画的避難地域」に指定されたことや一時的に同町産の牛乳から放射性物質が検出されたことなどが報道され、風評被害を受けている。シャモ自体からは放射性物質は検出されていない。
同展代表者の高橋裕二さんは「今回、好評だったメニューは今後市内で行われるイベントなどでも提供していきたい。これで終わりではなく、長い支援をしていきたい」と話す。
当日は、同様に風評被害を受けている福島県二本松市産のキュウリやトマトなどの野菜も販売。そのほか、いわき市から招いた「フラ・タヒティアンダンスショー」、元「FIELD OF VIEW」のボーカル・浅岡雄也さんのミニライブ、桐朋学園の学生によるコンサートなども行われる。
開催時間は10時~17時。入場無料。