「第1回 ぬくもりまち調布検定」の上位合格者の賞状授与式が11月21日、調布市役所市長室で行われた。
同検定は多摩地域初の「行政と市民が一体となったまち検定」として10月22日に開催。問題は全80問で、「歴史」「地理・自然」などの5分野から出題。検定後の解説に重点を置き、調布についてもっと知ってもらうことで郷土愛を育み、まちづくりに生かすことなどを目的とした。初となる今回は10~70代の105人が応募し、うち約7割が男性、約2割が調布市外在住者だった。
80点満点で最高得点の66点を挙げた、仙川町在住の内田幸良さん(59)は「地元についての知識は生活で役に立つことも多い。軽い気持ちで受けたが最高点ということで正直、驚いており、うれしい。順位はあまり気にせず、今後も勉強していきたい」と喜びを語った。
長友貴樹市長は「この検定で、多くの方に調布という街を意識していただいたことはありがたい。問題はかなり難しかったという印象だが、その中で8割近い正解率を得るのは至難の業。これをきっかけに、調布のまちづくりにおいてもご支援いただきたい」と祝いの言葉を述べた。
同検定の小峯充史実行委員長は「受験者のアンケート結果では、問題の偏りなどの指摘もあり、改善点も多数あるが、非常に前向きな評価を多く頂けた。次回は未定だが、必ずまた実施したい」と意欲を見せる。