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調布で地域の課題解決「まちしごと起業塾」-専門家が事業計画助言も

昨年開催された「まち仕事起業塾」の様子。まち仕事について説明する石原さん

昨年開催された「まち仕事起業塾」の様子。まち仕事について説明する石原さん

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 調布・国領の調布市産業振興センター(国領町2、TEL 042-443-1217)で1月26日から、継続的な運営のために必要な収益を上げながら、地域の課題を解決することを目的とする「コミュニティービジネス」のセミナー「調布まちしごと起業塾」が開催される。

「調布まちしごと起業塾」のチラシ

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 同市でコミュニティービジネスの普及・推進を目的に活動する市民団体「調布アットホーム」が調布市との共催で開催する同セミナー。同団体は、調布市在住でライターの石原靖之さんが、多摩地域で、定年退職してセカンドライフを送る人をテーマにした冊子の制作・編集を依頼され、取材をする中で、コミュニティービジネスの存在を知り、その可能性に関心を持ったことがきっかけで2010年に設立された。現在、約40人の会員が所属し、毎月、講師を招いて勉強会や「ワールドカフェ」の実施のほか、調布の福祉作業所で作られる商品の紹介パンフレットを作成。調布飛行場を活用して新鮮な伊豆諸島の食材を調布市内の飲食店に提供するプロジェクト「調布アイランド」はテレビや新聞などでも取り上げられた。

 同セミナーは全6回で構成。1月26日に開催される第1回は「プレ授業」と題し、コミュニティービジネスの説明や事例、セミナーの内容などを説明するもので、参加無料。2月2日に始まる第2回からは有料となり、コミュニティービジネスのより詳しい説明や、事例紹介、事業計画書や資金計画書の書き方を学んだ上で、最終日には受講者全員でプレゼンテーションを行う。費用は3月23日までの計5回で1万円。

 調布アットホーム代表の石原さんは「自分たちの住むまちのために起業するのがまちしごと。調布を良くしたい、楽しくしたい、調布で何かをしたいという人にぜひ参加してほしい」と話す。

 セミナーの詳細はホームページで確認できる。申し込みは調布市産業振興センターホームページの専用フォームから。

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