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調布・仙川で「メキシコ」テーマの展示会-日墨交流年を記念して

Rabi Montoya Galanさん「神の子どもたち」Ninos Dioses

Rabi Montoya Galanさん「神の子どもたち」Ninos Dioses

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 仙川の東京アートミュージアム(調布市仙川町1、TEL 03-3305-8686)とプラザ・ギャラリーおよびサジオ(同、TEL 03-3300-1010)で3月8日から、メキシコをテーマにした作品展が開催される。

矢作隆一さん「模石」Canto Rodado Falsificado

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 日本とメキシコの交流は、1609年に千葉県御宿沖で遭難したフィリピン諸島総督ロドリゴ・デ・ビベロ一行の乗組員317人を村人が助けてから400年以上の歴史を持つ。2009年には両国で「日本メキシコ交流400周年」を開催した。

 今年は、仙台藩主伊達正宗の命でメキシコへ出発した支倉常長を大使とする使節団が1614年に現地に到着したことを記念して、両国間の文化交流・人的交流・経済交流・観光交流の一層の拡大を目指す「日本メキシコ交流年」になっている。

 東京アートミュージアムでは「掛井五郎展」を4月27日まで、プラザ・ギャラリーでは「erspective-MEXICO」を4月6日まで、さらにプラザ・ギャラリーとサジオで「類似する文化。-メキシコからの3つの視点-“Paralelismo cultural. Tres miradas de Mexico en Japon”」を4月12日から27日まで、それぞれ開催。掛井さんは1930(昭和5)年静岡県生まれ。1953(昭和28)年に東京芸術大学彫刻科を卒業。1968(昭和43)年から2年間、メキシコのベラクルス大学で客員教授をした経験を持つ。同展では1968年~1985年にメキシコの木で制作した木彫りの作品「受胎告知」(86.0×17.0×14.5センチ)などを展示する。

 「perspective-MEXICO」には16人の作家が出展。「類似する文化。-メキシコからの3つの視点-」では、メキシコ在住の3人の作品を展示する。現在、メキシコベラクルス州立大学美術造形研究所に勤務し、プラザ・ギャラリー(A)で川石をテーマにした彫刻作品「模石」を展示する矢作隆一さんは「この展示を通して両国の絆をさらに深める機会にしたい」と抱負を語る。

 東京アートミュージアム会場の開館時間は11時~18時30分(入館は18時まで)。月曜~水曜休館。入館料は、一般=500円、大学生・高校生=400円、小中学生=300円。プラザ・ギャラリー会場の開廊時間は10時~18時30分。水曜休廊。入廊無料。

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