調布市の社会教育施設、西部公民館（上石原3、TEL 042-484-2531）で現在、徳永康之写真展「多摩川」を開催している。

開催中の徳永康之写真展「多摩川」展示の様子

　同企画で展示するのは、同市在住の写真家徳永康之さんが約6年間にわたり撮りためた多摩川河川敷風景の写真。同市の文化会館「たづくり」で昨年展示した作品と新作7点を含む約30点を展示する。透過フィルムにプリントした写真の背面からライトを当てる演出や、一辺が1メートルを超える大型プリント2点も会場の目玉となっている。

　写真展に合わせ3月15日には、小学3年生から中学生を対象に体験教室「プロに教わるデジカメ講座」を開催。当日は徳永さんによる撮影の基本を学ぶ講義の後、近くの多摩川に出掛けテーマを決めた撮影会を行い、撮影した写真はプリントし各自が持ち帰ることができる。自身も同年代の子どもを持つ徳永さんは「ずっと多摩川を撮影してきたが、今回の企画で子どもの型にはまらない視点が自分にも刺激になるはず。子どもたちにとっても新しい発見につながれば」と話す。

　同公民館の担当者・大石さんは「多摩川の近くにあり、展示ロビーを持つ同公民館の企画に徳永さんの写真がマッチし、開催の運びとなった。多くの地域の方に多摩川の美しさや徳永さんのような活動をしている人を知ってもらい、地元の良さを再確認してもらえる機会になれば」と話す。

　開館時間は9時～21時30分。月曜休館。入場無料。3月15日まで。「プロに教わるデジカメ講座」の開催時間は9時～12時。参加費は100円で、定員は15人（申し込み順）。電話または直接西部公民館へ申し込みが必要。