調布を拠点に活動する「手紙社」(調布市つつじヶ丘4)が12月1日、「調布かるた」の一般販売を始める。
調布にまつわる場所や人、ものについて詠んだ歌を一般募集し、その中から選んだ44枚で制作した「調布かるた」。市内在住者や、かつて調布で暮らしていたなど調布にゆかりのある市内外の人々からおよそ200句応募があった。
「すする音 そばを食せば 鐘が鳴る」「離島への 旅のスタート 飛行場」「よさこいは 調布の夏の 大行事」など、深大寺や調布飛行場、よさこいまつりといった調布の名所、一大イベントを取り上げ、ガイドブックの役割も合わせ持つ。
また、同かるたは、調布市生まれで小学生かるた大会調布市チャンピオンの「札颯(ふだはやて)くん」を主人公としたストーリー仕立て。ライバルの「成城学(なりしろまなぶ)くん」や幼なじみの「野川調(のがわしらべ)ちゃん」、かるた名人の「飛田一二三(とびたひふみ)さん」の4人のキャラクターが登場する。札はすべて、イラストレーター升ノ内朝子さんが描いている。
かるたの企画制作に関わった手紙社の柿本さんは「調布市民のみなさんを始め、調布市観光協会、調布パルコ、市内の企業・施設など、調布にゆかりのある方々の協力を得て、このかるたが完成した。この街に暮らす人々にとって、誇りとなるようなかるたになることを願っている」と話す。
同かるたは、箱入りで価格は1,800円(税別)。対象年齢は5歳以上。調布パルコ5階の「リブロ」と手紙舎2nd STORY(菊野台1)では11月29日から先行販売予定。一般発売日の12月1日から、啓文堂書店つつじヶ丘店・仙川店のほか、マルエツ国領店1階「リブロ」など調布市内の書店で取り扱う。